· 

病気を治すことをゴールにしても幸せになれない

今日は、『病気から卒業』っていうテーマなんだけど、病気を治すことって本当に幸せなのかなって言うところから、「病気を治すことをゴールにしても幸せになるとは限らない」というお話をするね。

 

 

え?

 

病気が治ったりすることって幸せじゃないんですか?

 

 

うん。

 

もちろん、幸せな人もいるのね。

だけど、それと幸せって関連していなかったりもするんだよ。

 

ちょっと考えてほしいんだけど、幸せってなに?

 

 

そうですね、私にとっての幸せか…

 

おいしいものを食べられること

家族がそばにいてくれること

旅行できること

友達と会えること

 

そんな感じですかねぇ。

 

 

その他には、どんなことがあるの?

 

身近なものとか、小さな幸せとかでも構わないから、どんどん出してみて!

 

幸せに感じるものやことでもいいよ。

 

 

そうですね…

 

朝起きられること

手足が動くこと

風邪を引いたときに家族がご飯を代わりに作ってくれること

犬を撫でているとき

朝早起きできて、太陽の日差しを浴びるとき

庭の花を眺めているとき

一人でカフェでコーヒーを飲んでいるとき

瞑想しているとき

 

 

その他には…

 

蛇口をひねると水が出るとか

水洗便所があるとか

 

そういったことも、考えてみると幸せの一つかもしれませんね。

 

 

そうだね、幸せってたくさんあるんだよね。

 

そして、過去の幸せを考えているときも、未来の幸せを考えているときも、「今」幸せだなって何となく感じるでしょ。

 

幸せって、いつでも「幸せだ~」って感じられれば、幸せになっちゃう。

 

 

じゃ、病気が治ることも幸せじゃないですか!?

 

 

病気が治ることは、もちろん幸せの一つになると思うよ。

 

ただね、こんな人がいるんだよ。

 

 

「私は病気だから不幸です」という前提の元、「病気が治れば幸せになるわ!」って思っている人。

 

 

どういうことですか?

 

 

そうだね、「病気が治らない私は不幸だ」っていう考えを前提にしているんだ。

 

 

「病気が治らないと不幸で、病気が治ると幸せ」という状態。

 

病気が治らないと前に進めない。

前に進めないのは病気のせい。

やりたいことができないのは病気のせい。

すべての不幸は病気のせい!

 

 

ってなっている人がいるんだよ。

 

 

それはちょっと気の毒ですね。

 

ってことは、目の前に体が動く喜びや、家族がいてくれる幸せ、生きている幸せ、人との出会いの幸せ、自然と触れ合う幸せがあるのに、そういった幸せに気づけない状態っていうことですか?

 

 

そう。

 

もうね、病気が治る以外に幸せになる方法がないって思い込んでいるの。

 

でもね、知って欲しいことがあるのよ。

 

 

 

病気でも病気じゃなくてtも、幸せにも不幸にもなるんだよってこと。

 

 

たとえば、健康的な身体を持っているとするよ。

でも、経済的に困窮していたり、職場でいじめを受けていたり、親から暴力を受けていたりしたら、それは傍から見ると幸せじゃないよね。

 

 

また、病院ではもう治らないですって言われた病気を抱えているとするよ。

 

その病気に「だけ」自分をとらわれると不幸な自分を演出してしまうけど、自分って言う存在は「病気の自分」以外のもあるよね。

 

父(または母)としての自分、職場での自分、友達としての自分、自然の中での自分、町内会での自分、生きている自分。

 

さまざまな自分があって、たとえば家族で和気あいあいとしている中に「幸せだな」「なんか、心が喜んでいるな」って気づいたら、それは病気に支配されていない幸せな自分になっちゃっているってことなの。

 

 

なるほど!

 

だから病気を治すこと「だけ」が幸せになることじゃないんですね。

 

じゃ、病気を治すことをゴールにしても幸せになれないってどういうことですか?

 

 

そこにが本当に盲点なんだよね。

 

先程の「病気さえ治れば幸せになれるだろう」と考えている人であれば、きっと病気が治った後もいろんな不平・不満などに意識が向いてしまって、苦労すると思う。

 

だって、『嫌な部分』を探すスペシャリストになっているから。

 

病気のせいにできる自分の大変な部分を探そうと躍起になっているからね。

 

 

 

『幸せな部分』を探すスペシャリストなら、たとえ病気でも、今ある幸せを探して、たくさんの幸せに気づくからね。

 

 

 

で、次の点をよ~く考えてほしいんだ。

 

 

 

病気を治して(または、病気を今よりも良くして)、あなたは何をしたいですか?

 

 

病気を治したり、病気が良くなった後のことに目を向けるんですか?

 

 

そう。

 

そうするとね、病気が良くなった後の幸せについて考え始めるでしょ。

 

 

そして、「~したい」をたくさん書き出してほしいの。

本当に、たくさんだよ!

大きなことから小さなことまで、30個以上は書き出してほしいの。

 

 

 

書き出したらわかるんだけど、「あれ?これって今でもできるじゃん?」って言うものがあるんだよ。

 

 

病気のせいにして、できない(やっちゃだめな)自分を演出していたけど、実は病気で出来ないことなんて限られているって言うことに気づくの。

 

 

または、病気で出来ないのなら、違う方法を考えてできるようになろうとかね。

 

 

そうすると、病気であっても病気でなくても、「今」が幸せだし、病気が良くなっていくことも幸せになりますね。

 

 

その感情が病気をもっと良い状態に回復させていきそうですね♪

 

 

そうなんだ。

 

病気のせいにしていたら、病気(になっている身体)だって「なんでおれのせいにしてんだよ!今までずっと支えてきて、あんたの生き方が病気を出したんだよ。病気ってメッセージなんだよ。生き方変えなって言うメッセージなんだよ。なのに、それに気づこうともしないで、なんで身体や病気、つまり自分のことばっかりせめて、目の前にある幸せに気づこうとしないんだよ!」って怒られちゃう。

 

 

そういうメッセージを一生懸命に命を使って出しているのに、聞く耳を持たなかったら、もっと大きな声で叫んでくるよね。

 

もっと大きな病気や症状で。

 

だから、病気のせいにしていると、病気が良くならないの。

 

 

 

また、マラソンで例えるなら、もともとやりたいことや生きたい生き方がマラソンのゴールだよ。

 

病気はその通過点なの。

吸水所って言う感じ。

 

 

だからね、次の二つの質問は、絶対に考えてほしいんだ!

 

 

 

何のために病気になったの?

病気を治してどうしたいの?

 

 

 

一つ目の質問は、病気からのメッセージを受け取るための問いだよ。

 

 

 

中には、仕事で忙しい状態が続いていて、「休みたい」ってずっと思っていたけど上司に言い出せないでいたら、病気になって強制的に休むことになっちゃったという人もいる。

 

 

他には、仕事で家族との時間が取れなかったけど、病気になって家族とゆっくり話せる時間ができて、家族のありがたみに気づいたって言う人もいるよ。

 

 

病気って、幸せになるためのメッセージのために、必要だから起きてくれた出来事だって言う前提があるとしたら、「何のために病気になったの?」を自問自答したら、どんな答えが返ってくるかな?

 

 

 

二つ目の質問「病気を治してどうしたいの?」は、あなたが生きたい人生を創っていこうよっていうこと。

 

今までやりたかったことは何?

どんな自分でありたかったの?

誰か魅力的な人はいる?その人みたいになれるから、そっちの道も考えてみてね。

 

 

病気を治して何がしたいですか?どうなりたいですか?っていう質問は、病気じゃなくても大切な自分への問いだね。

 

 

なるほど。

 

結局は、病気を治すこと以上に、自分にとって幸せな生き方に気づいて、その生き方を自分が選択するってことが大切なんですね。

 

 

なんか、そういう生き方をしていたら、病気も早く治りそう♪

 

 

それに気づいたとき、病気に感謝もできそうですね☆

 

 

そうだね。

 

感謝はものすごいパワーがあるからね!

やってみてね。。。

 

 

【ワーク】

毎日、ちょっとした隙間時間に

「自分を愛して受け入れます」

と口ずさむ。

 

朝起きたときにと寝る前に、鏡に向かって30回言ってくださいね♪

そして、数日、できれば1ヶ月から3ヶ月ほど、続けてください♪♪♪

 

※自分を嫌いな人はかなりの抵抗が出てくるけど、それもまた素晴らしい反応だと思って、続けてくださいね♪