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この問いでストレスが減る

質問者

ほとんどの病気の原因はストレスって言いますが、それってどういうことですか?

 

 

回答者

もともと人には抵抗力があるよね。

 

ウイルスや細菌が外から入ってきたとき、抵抗力がなければ病気になってしまう。

 

抵抗力を免疫力と言ってもいいよね。

 

 

質問者

お薬とかがウイルスや細菌を退治してくれるということではないんですか?

 

 

回答者

物の表面についているウイルスや細菌なら、消毒などで退治することはできるけど、体内に入ったものはそうはいかないし、ましてや発症して症状が出ているものに関しては、お薬が退治してくれるものではないよ。

 

もちろん、お薬が必要な時はある。

 

だけど、症状を抑える対処療法的なものであれば、お薬は症状を「わからなくしている」と思った方がいい。

 

ガンなどで抗がん剤があるけど、正常細胞も傷つけるので、良いか悪いかは人それぞれの考え方だね。

 

アメリカやヨーロッパでは抗がん剤は使われなくなってきているのも興味深いよね。

 

 

質問者

なるほど。

 

で、どうしてストレスが病気の原因って言われるんですか?

 

 

回答者

ストレスを受けると、戦いモードに入るイメージなんだ。

 

闘っているときは、心身ともに緊張状態だよね。

 

毛細血管の流れは悪くなるし、筋肉だって固い状態になる。

 

もちろん、適度なストレスはとってもいいよ。

 

だけど、必要以上のストレスになると、心身ともに疲れてくるよね。

 

そのとき、血中では活性酸素が増えちゃっている状態になるの。

 

白血球が活性酸素というナイフをつくり、そのナイフで細菌などをやっつけるイメージだね。

 

過度のストレス状態が続くと、このナイフを作りすぎちゃって、それで正常な細胞が傷ついて病気になっちゃうんだよ。

 

 

質問者

じゃ、お薬よりも抵抗力や免疫力を高めることをしないといけないってことじゃないですか!

 

お薬よりも大切ってことですね!

 

とはいっても、休日ゆっくり身体を休めればストレスがリセットされるような感じですが、そういう問題じゃないんですか?

 

 

回答者

うん。

 

たとえば、休んでも休んでも身体の疲れが取れない人っているんだよ。

 

同じ環境や出来事でも受けるストレスは違うし、ストレスの持続時間だって違うよ。

 

 

質問者

たとえば?

 

 

回答者

たとえば、「付き合ってください」って告白したら、「ごめんなさい」って断られたとするよね。

 

そこから、「あ、次の人に行こう!」って思う人と、「なんでダメなの?私のどこがダメなの?こんなに思っているのに、私には価値がないのかしら?」って思う人とでは、どちらがストレスが大きいし長く持ち続けるかな?

 

 

質問者

後の人ですね。

 

後悔みたいなことをしていたり、自分ってダメな人なんだって思っている人だと、ずっとストレスだけど、次に行こうってなっていたら「過去は過去のこと」と言う感じで忘れちゃえそうです。

 

 

回答者

そうなの。

 

仕事でも人間関係でも、小さいときの親子関係でも、そのすべてがストレスにもなるし、過去のものとして消化もできる。

 

だから、身体を休めるかどうかということもあるんだけど、根本的にどのような捉え方を自分が選ぶかで、疲れが取れやすかったり、取れにくかったりするわけ。

 

 

質問者

へ~、そうなんですね!

 

身体的な疲れだと休めば取れそうだけど、精神的なストレスだと私もずっと持ち続けちゃいそうですよ。

 

何か、シンプルで簡単にストレスを手放せるスキルってあるんですか?

 

 

回答者

あるよ!

 

 

質問者

教えてください!

 

 

回答者

それはね、次の質問を自分自身に投げかけること!

 

 

 

「これは何のために、私に起きてくれたの?」

 

 

 

 

たとえば、目の前に嫌な人が現れたとするね。

 

その人のことを考えると、イライラしたり悲しくなったり憎くなったりするでしょ。

 

その人のことを考えると、「何なのよ!」ってなって、ずっとストレスのことを考えている状態になるの。

 

しかも、自らそれを考えることを選んでいるってことになかなか気が付かない。

 

 

 

でもね、「この人は何のために、私の前に現れたんだろう?」って考えると、その答えは自分の中にあるから、自分自身のことを考えるようになるの。

 

 

 

たとえば、目の前に現れた人がイライラする人だとするよ。

 

その人のことを考えれば考えるほど、イライラしている自分でしかないよね。

 

でも、「何のために、わざわざ私の前に現れたの?」「どうして、私はこの人を自分の人生に導いたんだろう?私の内面はどんなメッセージに気づいてほしいのだろう?」と、自分自身への問いかけにその人を使うと…

 

 

「あ、私も旦那に文句言ってたな」「そうだ、私、変な思い込みを持っていたかもしれない」「あ、この人の鈍感さ、身に着けたいスキルかも」「あ、別にこの人と一緒にいたくないのであれば、いなくていいんだなというメッセージかな?」と考えるようになるの。

 

 

その考えているときって、イライラしていないんだよ。ストレスを感じてないの。

 

 

 

全部、気づきでしかなくなっちゃうんだよ。

 

 

質問者

なるほど!

 

そう考えてみると、相手に振り回されなくていい感じですね。

 

自分の人生を自分で生きるような気分です。

 

 

回答者

そ!

 

自分の人生を相手に渡したらもったいないもんね。

 

イライラとかネガティブな感情とかも、自分が一生懸命に出しているパワーだもんね。

 

パワーを使うなら、自分がハッピーになる方向に使った方が楽しくなるね。

 

 

 

もし、目の前の人や出来事があなたへのメッセージだとしたら、何だと思いますか?