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どうしても過去のことに囚われちゃうんです、どうすればいいですか?

( ̄∀ ̄)≪質問≫

 

どうしても過去に起きたことに囚われて、嫌な思いをずっと引きづってしまうんです。どうしたら、そこから抜け出せますか。教えて!

 

 

(*^▽^)/★≪回答≫

 

一つはね、その嫌な感じを十分に味わってみたらいいよ。「嫌だ」って思うことを悪いって思わないで十分に味わってみる。それもね、その「嫌だ」っていう感情を自分事として味わったらね、次に「あ、私は嫌な気分なんだね~」って俯瞰して味わってみるの。

 

なんでも飽きるときが来るので、そのうち飽きるよ。

 

だから、「もう、私はダメなんだ」って思う必要はなく、ただ「嫌だ」っていう感情を十分に味わってみるってのが解決法の一つ目だよ。

 

 

( ̄∀ ̄)

 

なるへそ!

確かに、もう嫌だって思っちゃいけないとか、前を向かないといけないって思っちゃってたかも。無理やりそう思う必要はないんだね。

 

 

(*^▽^)/★

 

そう、無理やり思うって言うのは、今の感情にただ蓋をしているだけってことだよ。

 

たとえば、「あの人嫌い」って思ってしまったとするよね。そこに「いや、あの人だっていいところあるから、そう思っちゃだめだよ、私」なんて思って、今の自分を否定する人がいるの。否定して、今出てきた感情に蓋をするんだよね。

 

それをやっていると、蓋の重みで感情を圧迫していくようになるんだけど、圧迫された感情はそれに対抗しようとして強くなっていくんだよ。

 

だから、「あの人嫌い」って思うような部分、その人の欠点ばかりが目に入って、もっともっと嫌だって言う気分になりやすくなるの。

 

 

( ̄∀ ̄)

 

じゃ、その場合はどうすばいいの?

 

 

(*^▽^)/★

 

同じだよ。「あの人嫌い」って思ったら、それを味わってみるの。そしてどういうところが嫌いかって考えてみるの。人の嫌いなところって、自分にもあって、ただそれを認めたくないから嫌いって思っていることがあるから、『あの人』っていう存在じゃなく、『あの人のどういうところ』って、嫌いなところを明確にするんだよ。

 

で、「あの人の○○なところが嫌い」って、きちんと嫌いな部分を確認して、「あ~、やっぱり、○○って嫌いだな」って味わうの。

 

そうすると、そのうち飽きて、違う部分に目が行くようになるよ。

 

 

( ̄∀ ̄)

 

ほほう。感情は味わうためにあるんだねぇ。味わいつくしたら、いなくなるんだねぇ。蓋をすると、大きくなるのね。なんとなくわかったような気がするわ。

 

 

(*^▽^)/★

 

まず、自分がどんな気分かっていうのはとっても大切だね。

 

イライラしていても、ハッピーでも、どんな状態でもいいの。イライラしていれば、何に対してイライラしているのかなとか、原因がわかるし、味わったら方向を変えればいいし。ハッピーならそれを続ければいいもんね。

 

でも、感情に蓋をしていると、イライラするし落ち込むことが増えるだけでなく、ハッピーやワクワクがわからなくなるんだよ。「あれ?自分にとっての幸せってなんだろう?」って。

 

感情が悪いわけじゃなく、どんな感情もサインでしかなく、人生を彩るものでしかないから、十分に味わってみてね。

 

 

( ̄∀ ̄)

 

ところで、最初に「一つは」って言っていたけど、他にも過去のことに囚われることから逃れる方法はあるんですかい!?

 

 

(*^▽^)/★

 

あるよ。

 

それは、今にフォーカスするって言うこと。

 

 

( ̄∀ ̄)

 

いやいや、それができないから、過去に囚われるんじゃないのさ。どうすれば今にフォーカスするんですか~?

 

 

(*^▽^)/★

 

結構簡単だけど、何度もやって慣れが必要なものなんだけど、実際のワークをやってみる?

 

 

( ̄∀ ̄)

 

お願いしやす!

 

 

(*^▽^)/★

 

過去のことに囚われているのは『考え方』だよね。言い換えると『思考』と言うことのなるよ。

 

実は『思考』は過去と未来のことに焦点を置いてしまうの。たとえば、『過去』の嫌な出来事のことを何度も「考え」たり、『未来』にまだ起きていない不安なことを「考え」たりするよ。もちろん、意識的に良いことを考えるときも『思考』を使うよね。

 

『思考』は今の瞬間に自分を向かせるものではなく、『過去』や『未来』に自分の意識を向かせるものだと思ってね。

 

だから『過去』のことばかりに自分を向かせているというのは、『思考』を働かせすぎているって言うことになるよ。

 

『感情』は過去・今・未来を味わう彩みたいなもの。だから、『感情』には良い・悪いはないんだよ。ただ、サインとか方向性って考えるといい。『感情』の話は今度するからね。

 

じゃ、今に意識を向けるものって何?っていうと、それは身体なんだ。

 

身体を意識すると、『今』に意識を持ってくることができる。

 

たとえば、あなたが今、椅子に座っているとするよ。「椅子に座っている状態で、お尻に感じる椅子の硬さはどんな(身体)感覚ですか?」と聞かれると、瞬時に今の状態に意識を向かせるんだよ。

 

過去に囚われている『思考』が働いていたとしても、「今、椅子の感じはどんな感じ?」って聞かれた瞬間に今に意識が向いてくる。

 

 

何かを持っているときは、持っている身体感覚に焦点を当てた瞬間に今に意識が向く。

 

これ、すごいでしょ!

 

だから、過去に囚われているって自分で思ったら、身体感覚に意識を持って行けばいいんだよ。お尻、顔の肌の感じ方、手に持っているものはどんな感じがするかなって。

 

筋トレをしてもいいよね。筋トレを吸うるときは、使っている筋肉をイメージしたり、その筋肉に語り掛けたりすると、あなたを捉えていた過去から脱却することができるんだ。

 

 

( ̄∀ ̄)

 

あ、ほんとだ!

お尻の感覚を知ろうとしたら、同時に過去のことを考えるのは無理だね。

 

でも、ちょっと時間がたてば、また過去のことを考えちゃうよ。

 

 

(*^▽^)/★

 

それでいいよ。

 

まずは、過去から今に意識を向けることができるんだって、自分自身がわかることが大切。

 

過去の苦い経験だって今や未来には宝物になることってたくさんあるから。それはそれでよかったんだよ。

 

だから、身体感覚に意識を向けることで今に戻れるなってわかったら、今度は過去のことについて「それはそれでよかった」「それは私にとって必要だった」って考えるようにするといいよ。

 

思考も癖だからね。最初からものすごくつらい出来事に対して「ツイてる」とか「私には必要な経験だったんだ」って思えればいいけど、それが大変な場合はあるよね。

 

その時は、今に生きることができるなって確認して、安心して、安心したら「それはそれでよかった」(かもしれない)程度に考えてみればいい。

 

それをやっていれば、氷が解けるように過去より今に生きれるようになってくるよ。

 

一番大切なのは、自分を否定しないということ。

 

あなたはあなたで完璧だから!