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負の思い込みは目の前の現象が気が付かせてくれる

目の前に起きている現象は『嘘』か『本当』かと言われれば、それは『本当』となります。

 

だって、目の前で起きているんだから。

 

 

 

それを『本当』じゃない!って思いこもうとしていると、苦しさが出てきます。

 

 

 

たとえば、外を歩いていたら雨が降ってきたとしますね。

 

お気に入りの服装をしています。

 

そんなとき、「服がぬれて嫌だわ!」「服がぬれて嫌だわ!」って何もしないで雨に打たれている人を見てどう思うでしょうか?

 

本人の考えは、「どうして雨が降って来るの(怒)」「雨なんて降らなければいいのに」って思ってイライラしているでしょうね。

 

 

でも、『本当』は雨が降っているんです。

その人に天候を変えることはできません。

雨が降るなんておかしいって、一生懸命抵抗した考えを持っていたところでイライラが募るだけ。

 

それよりは、目の前で起きていることを『本当』だと考え直して、つまり「雨が降るなんておかしい」っていう考えは『本当ではない』と気が付いて、さっさと雨宿りできるところに移動すればいいだけの話ですよね。

 

 

 

そう、雨が降っていること(本当のこと)がイライラさせていたのではなく、「雨が降るなんておかしい」という考え方がイライラする原因になっていたんです。

 

だから、雨が降ってきたときは、「あ、雨が降ってきた」と本当の部分を受け入れて、「雨が降るなんておかしい」という考え方を持っている自分にが付いたら、その考えを持たなかったらどうだろう?って考えてみます。

 

そしたら、雨は降ってかまわない。降ってかまわないから、降ったら雨宿りしようってなるだけです。

 

そこに嫌な思いをする(選択する)という動作は入れる必要がありません。

 

 

 

 

これ、雨を例に出すと分かりやすいですが、実際に自分自身に置き換えるとどうでしょうか?

 

 

 

 

たとえば、パートナーと一緒に住んでいて、パートナーが食器を洗わないことにイライラしていたとしますね。

 

 

パートナーが食器を洗わないことにイライラしているということは、「パートナーは食器を洗うべきだ」という考えがあることになります。

 

 

さて、そこでちょっと質問です。

 

それは『本当』でしょうか?

 

 

 

 

『本当』というのは現実の現象で起きていることが『本当』です。

 

 

『本当』はどうでしょう?

 

パートナーは食器を洗っているのでしょうか?

 

いいえ、洗っていませんよね。

 

 

 

では『本当』ではないということになります。

 

 

そう、「パートナーは食器を洗うべきだ」という考えは『本当』ではないようなのです。

 

 

 

パートナーの脳をコントロールして、手足を思うがままに動かすことができるのであれば、「パートナーは食器を洗う」ということが『本当』になるかもしれませんが、パートナーの体を動かしているのは、パートナー自身なので、それは不可能です。

 

 

ということは、やっぱり『本当ではない』となります。

 

 

『本当』は「パートナーは食器を洗わない」ですよね。

 

 

 

 

これが良い・悪いというお話ではありません。

 

 

ここで最も重要なことは、あなた自身の心が楽になること、気分が少しでも良くなることです。

 

パートナーは関係ありません。ただ、あなたが自身が少しでも気分がよくなること、それがゴールです。

 

 

 

 

では、『本当』は「パートナーは食器を洗わない」なのに、「パートナーは食器を洗うべき」という考え方を持ち続けていたら、あなたはどんな気分になりますか?

 

 

きっと、嫌な気分だったり、イライラした気分が出てくるのではないでしょうか?

 

 

気分がいいのと、嫌な気分を持つことはどちらの状態でいたいですか?

 

あ、良い・悪いではありません。

 

 

 

正しい・間違っているという議論でもありません。

 

 

正しい・間違っているというのは、個人の価値観でしかありませんので、それが極端になると戦争を引き起こします。

 

良い・悪いも同じこと。

 

 

ここでは、良い・悪いというジャッジをするのではなく、どちらの方がいい気分でいられるかな?ってそれだけです。

 

 

 

 

 

もし、「パートナーは食器を洗うべき」という『考え』を持っていたとしたら、『本当』の現象、つまりパートナーは食器を洗っていないと出くわした時、イライラしたりするかもしれませんよね。

 

 

 

 

それを確認したら、次に行きますね。

 

 

 

 

では、その考え、「パートナーは食器を洗うべき」という考えを持たなかったらどんな気分ですか?

 

 

これは、持たない方が良いとか、持つべきではないとか、手放しましょうという話ではありません。

 

ただ、仮定の話です。

 

もし、「パートナーは食器を洗うべき」という考えを持っていなかったら、どんな気分があるかな~って感じるだけです。

 

 

 

きっと、安心感、満たされている感じなど、あなたにとってプラスの感情が出てくるのではないでしょうか?

 

 

 

それを十分に味わったら・・ちょっと言葉をいじってみましょう。

 

 

「パートナーは食器を洗うべき」を

「私は食器を洗うべき」

 

日頃の習慣としては、こちらの方がしっくりくるかもしれません。

 

 

「パートナーは食器を洗うべき」を

「パートナーは食器を洗わなくて構わない」

 

なんか気持ちがスッと楽になる感じがあるかもしれません。

 

 

 

 

 

そうやって、主語を入れ替えたり、語尾を変えたりして、自分が気分がいい文章を確認してみましょう。

 

中には、もっと自分の内面の本質に近い文章になる場合もあります。

 

 

 

 

今回は「パートナーは食器を洗うべき」という考え方で説明しましたが、この方法は汎用性が広く、たくさんのことに使えます。

 

 

 

もし、あなたが何かに対して落ち込んだり、イライラしたり、認められていないという感覚があるとしたら、それはきっとあなたが持っている『考え方』が原因になっているかもしれません。

 

 

相手が原因になることはほとんどないようです。

 

 

すべては、自分に何かを気が付かせてくれるための現象のようです。

 

 

 

そんなときは、今回の記事を参考に

 

 

それは本当?

絶対に本当って言える?

その考えを持っていたら、どんな気分?

その考えを持っていなかったら、どんな気分?

じゃ、文章を置き換えてみましょう!

 

 

 

って、遊び感覚で内面の考え方を変えてみてはどうでしょうか?

 

 

 

 

たくさんの本を読むと、目の前の現象は自分にとってベストなタイミングで来てくれる贈り物のようです。

 

良い現象が起きているときはそのままの内面で行けばいいし、嫌な現象が起きているときは内面・考え方を変えたらもっと良い方向に行けるわよって言うサインのようです。

 

 

 

上手に目の前で起きている現象を活用しながら、自分の毎日を気分よく過ごすことにしてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

世の中はポジティブが良くネガティブは悪いというレッテルを貼る傾向にありますが、ポジティブな感情の時はそのままで、ネガティブな感情が湧いてきたときは、自分が持っている負の思い込みを解除する良い機会になるだけです。

 

 

自分の感情を味わいながら毎日をお過ごしくださいね♪