· 

お母さんと子どもの関係

お母さんと子どもの関係、それはものすごく深い関係ですよね。

 

 

世の中には、お母さんに恨みや憎しみを抱いている子供も少なからずいますが、それでも本質は変わらず『お母さん』なのです。

 

 

 

子どもはこの世に生まれてくるまで、約10ヶ月ほどお母さんのお腹の中で過ごします。

 

 

そのとき、子供はどんなことをキャッチしているかといいますと・・・

 

 

 

お母さんはこういうモノを食べているんだな

お母さんはこんな感情を持っているんだな

お母さんはこんな考え方をしているんだな

お母さんはこれに関心があるんだな

お母さんは目の前の人(父)をこう思っているんだな

 

 

 

とか、いろんなことをキャッチしているようです。

 

 

 

 

言葉はわかるはずもないのに、言葉以上の信号で母の意思疎通がわかるようです。

 

そして、驚くことに、どうやらお腹の『窓』というところから、外の世界を見ているようなんです。

 

目が見えないのに、不思議ですね。

 

 

 

生まれる前の記憶がある子どもの証言からすると、たいていの事はキャッチしているようです。

 

 

 

今では体内記憶というモノに焦点を当てて、良い音楽を聞かせましょうねとか、お母さんの気持ちを落ち着かせておきましょうねという講座もありますが、それはお腹の中の赤ちゃんがそれをキャッチしているということに基づくものですよね。

 

 

不思議だけど、本当の話なんですね。

 

 

 

 

 

そして、約10ヶ月もお腹の中にいるので、子供とお母さんの関係はものすごく深くなります。

 

子どもにとっては、自分を100%守ってくれている存在ということ。

 

 

 

なので、後で出会ったお父さんは、誤解を恐れずに言えば赤の他人という感覚のようです。

 

 

 

 

お母さん100%というのは、子供が成長しても変わりません。

 

ですので、子供の環境はお母さん次第となります。

 

 

 

 

たとえば、家でお父さんが落ち込んでいたら、子供は「お父さん、元気ないね」と思いますが、それは一時になる傾向があります。

 

お父さんが機嫌が悪ければ、お父さんを避けるように行動します。

 

 

 

でも、お母さんが落ち込んでいると、子供はお母さんを励まそうと行動します。

 

また、お母さんの機嫌が悪ければ、お母さんのご機嫌取りをするようになります。

 

 

 

子どもにとっては、お母さんが100%だから。

 

 

 

 

 

そうなって来ると、お母さんの感情がものすごく子供に影響することがわかります。

 

お母さんがイライラしていると、子供の心もイライラしたり、または自分のせいでお母さんがイライラしているのではないかと自信なさげな対応を取るようになります。

 

 

 

 

また、特に子供が小さいころはお母さんは絶対なので、お母さんの思い込みが子供を苦しめることがあります。

 

 

 

 

たとえば、お母さんが「勉強ができないと社会に出て苦しむ人になる」という思い込みを持っていたとします。同じような内容には「成績が悪い人は存在価値が低い」「学力がないと成功しない」「地位・名誉は大切だ」というモノがあります。

 

そのような思い込みをお母さんが持っていると、知らず知らずに子供にそれを植え付けます。

 

その結果、子どもは成績がすぐれないと自分の存在価値が無いと考えるようになります。

 

 

生まれて来てくれただけで、存在価値はあるのですが、だんだんと自己否定になっていくんですね。

 

 

この辺の話は、次の機会にしたいと思いますが、お母さんの在り方が子供にとって非常に大切なことがわかると思います。

 

 

 

 

 

で、お母さんがどのようだと子供が喜んで、のびのび生きられるかというのがとっても大切ですよね。

 

 

これは、かなりシンプルな答えになっています。

 

 

 

 

 

太陽として過ごす

 

 

 

 

お母さんは子供にとって太陽です。

 

お父さんは一生懸命になっても、月にしかなれません(笑)

 

 

 

 

そしたら、太陽として過ごすことを考えてください。

 

 

 

 

太陽は明るいし暖かいですよね。

 

 

 

 

ということは、自分が明るくなることをしたり、暖かくなることをすればいいんです。

 

 

 

 

これは自分が落ち込んでいるときに無理やり明るく振る舞おうとか、休みたい時に子供に気を使って暖かい言葉をかけてあげようとか、そういう話ではありません。

 

 

お母さん自身が自然と明るくなったり、暖かくなることをすればいいんです。

 

 

 

 

 

たとえば、休みたい時に休めなければ元気がでないので明るくなりません。

 

 

だから、子供が小さい時は出来る範囲でいいので自分の時間も取るようにしてください。

 

 

 

旦那さんに数時間任せて、お母さんは自分の趣味をするとか、ゆっくり休むとか、友達と会って話すとか、ちょっと散歩をしてくるとか。

 

子どもが小さい時は車の振動で眠ることが多いので、旦那さんが車の運転をするようなら、「子供をドライブに連れて行ってくれない?」って頼むといいでしょう。

 

旦那さんが無理ならおばあちゃんに頼むとか。

 

上手に周りに頼って、自分の時間を確保して、自分が元気で明るくなることをしてください。

 

 

 

 

 

子どもが少し大きくなってきたら、自分のやりたいことを始めるのもいいです。

 

お花のお稽古に行ってみたい人は行ってみる。

好きなお店でアルバイトをしたい人はやってみる。

一人旅に行きたい人は、計画を立てて行ってみる。

 

 

 

子どもはそれをみて「お母さん、私の面倒見たくないのかな?」なんて一切思いません。「お母さん、楽しんでてキラキラしてて幸せだな」って思います。

 

 

 

 

ですので、どうやれば自分の元気が出て来るかな、どう考えたら変な思い込みをしなくていいかな、どう在れば素敵な自分でいられるかな。

 

 

そう考える時間を少しずつ増やしてみて下さい。

 

 

 

 

 

お母さんが輝くこと以上に子供が望んでいることはありません。

 

お母さんが元気でいてくれる以上に子供が望んでいることはありません。

 

 

そのくらい、子供はお母さんを好きなんですね。

 

 

 

 

 

ちなみに子どもが大きくなってからお母さんのことを『毒親』と呼ぶケースがありますが、それはお母さんの思い込みが作っている場合が多いです。

 

 

勉強できないと恥ずかしいわよ、キー!

 

女の子らしくしないと恥ずかしいわよ、キー!

 

そんな考え方だと恥ずかしいわよ、キー!

 

周りに合せないと苦労するわよ、キー!

 

 

 

 

そう、この「キー!」が子供にとって負担になるんですね。

子どもの存在価値を薄めて行ってしまうんです。

 

 

そして、「キー!」ってなっているとき、お母さんは明るいでしょうか?

 

いえ、明るくないですよね。

 

 

 

 

こういう言い方をすると、「だって子供が言うことを聞いてくれないから」って言う方がいます。

 

それも重々承知しています。

 

ただ、自分が変わろうとしないで、子供を変えること、相手を変えることに躍起になっていると、だんだん不都合なことが起き始めてくるんです。

 

 

 

 

だから、まずは、自分が変わること。

 

 

どう変わるかって?

 

 

自分が元気になる、ホッとする、幸せだ、楽しみだなぁ・・・という事を考えてする。

 

 

ただ、それだけです。

 

 

 

そこに相手はいなくていい。

 

あなたを一番幸せにしてくれる人は、あなたですので。

 

 

 

 

あ、これはお子さんがいない方にも当てはまりますね♪

 

 

 

どうぞ、自分が元気になること、ホッとすることを日常に多く取り入れてください。幸せだなぁと感じる考え方を多く取り入れてください。

 

 

 

もちろん、身体が辛ければ、身体をリラックスさせたい時は当院をご活用ください(^^)/