昔、テレビを見ていたら、90歳を超えたおばあちゃんがテレビに映っていて、とっても興味深いことを言っていました。
そのおばあちゃんは肉が大好きです。タバコも1日に2~5本ほど吸います。
それでも健康的に毎日を生活しています。
テレビスタッフがおばあちゃんに聞きました。
おばあちゃん、肉も食べてタバコを吸って、一般的にはそれは不健康になるから止めなって言われるけど、おばあちゃんを見ていると元気で健康的ですね。おばあちゃんが実践している健康の秘訣ってあるんですか?
おばあちゃんは飄々と答えました。
健康の秘訣?
そんなの意識したことはないけど、悩まないことだな!
と。
近年の研究では、感情が体に及ぼす影響がわかってきています。
感情が体に与える影響は、思った以上に強く、それは食べ物とか運動とか、そういったもの以上の働きがあるようです。
たとえば、徹底した完璧主義の菜食主義をやろうとする人がいるとします。
肉は身体に悪いから、私は野菜だけを食べよう!って。
その人が、肉が嫌いで野菜がものすごく大好きだったら、菜食主義は心にも合っている食事ですよね。だからOKだと思います。
でも、肉を食べたい思いを持ちつつ我慢したり、野菜が嫌いだけど我慢しているとしたら、身体にとって良い影響はありませんん。
よく菜食主義を志している人に健康を害する人がいますが、それは自分の心と行動が繋がっていないからです。
そして、菜食主義からちょっとでも脱線してしまうと・・・
私はダメな人だ
もっと頑張らないといけないのに
だから病気になるんだ
と、自分を責め始めます。
気持ちが自分を責めると、身体も自分を責めるようになります。
気持ちは憂鬱になり、行動範囲も人付き合いも減っていきます。
そうなると運動をする機会も減りますし、心身共にマイナスの負のスパイラルに入っていきます。
では、菜食主義とか○○主義といった『完璧主義』を止めるとどうなるか。
お腹が空いたから、食べたいものを食べよう
お腹がいっぱいになったから、食べるのを止めよう
気分も天気もいいから運動をしよう
ああ、気持ちいいなぁ
気分がいいと、身体も動きやすい
誰かと会おうかな
・・・
って、プラスのスパイラルになりますよね。
性格は変えることはできないと言われていますが、思考の癖は変えることができます。
今まで自分を責める思考の癖を持っていた人は、ちょっとずつ「この自分でいいんだよ」と自分に語りかけることで、責める癖を薄めていくことができます。
感情が上に向いていくと、自然とポジティブになっていきます。心も行動も。
それが続いていけば、今よりも健康になるイメージがもてませんか(^^)
健康の秘訣は、まずは自分の心をプラスにする。
嫌な出来事よりも幸せな出来事のことを考える。
嫌なものを見るよりも、楽しいものや自然を見る。
イライラするテレビよりも、ホッとする音楽を聞く。
まずは出来るところから、自分の感情・心を大切にしてみて下さい。
いつの間にか、気になっていた食生活も自分に合った食生活になって来ると思います。
心が少し上に向いてきてから、食生活や運動のことを考えてみてはどうでしょうか♪
今日の生活に、ちょっとのホッをお忘れなく☆☆☆