あの人は活気がある、あの人はイキイキしているというとき、何を持ってそう感じているのかと考えると、その人が発しているエネルギーが一つの基準になるのではないでしょうか。
たとえば、パワースポットに行ったとき、「なんかこの場所はエネルギーが高い」という人がいますが、それは透き通ったえねるりーを感じていたり、癒される・心が落ち着くエネルギーを感じているということになります。
感覚的には雰囲気と言うことになりますね。
ちなみに、エネルギーといってスピリチュアル的な部分は、この記事ではお話しません。出来る限り物質的・法則的な話で進めていきます。その方が理解しやすいからです。
ただし、「理解しやすい」ということは頭でっかちの理屈っぽくなってしまいます。理屈は感覚を弱めるケースが多いので、この記事の無いようは「こんな感じなんだな」程度で受け取っていただき、後はあなたの『感覚』を大切にしていただけたら嬉しいです。
電気もエネルギー。
温度や気温もエネルギー。
太陽もエネルギー。
量子力学の観点から言えば、人間やその他の物質すべてがエネルギー体と言うことが言えます。
これは物理の法則のお話しなので、信じる・信じないというモノではなく、そうなんだと思ってくださいね。
で、高校の時、運動エネルギーとか位置エネルギーって習ったの覚えていますか?中学でもやったかなぁ?
位置エネルギーは高いところにあるモノほどエネルギーが高くなるというモノ。
位置エネルギー=(重さ)×(重力加速度)×(高さ)
だから、高いところからものを落として、地面に到着するときの速さを計ると、より高いところから落とした方が速くなりますね。
速くなるということは、もともと持っていたエネルギーが大きかったということになります。
運動エネルギーは、速く動いている方がエネルギーが大きくなるというモノです。
運動エネルギー=(重さ)×(速さの二乗)÷2
だから、速く動けば動くほど、エネルギーが大きくなります。
なんでもエネルギーで表されるんですね。
で、エネルギーを大きくするのは『高さ』と『速さ』というところがポイントになります。
(重さもそうですが、人間の体重の違いはそれほど違いませんので、ここでは考慮しません)
エネルギーの本質は全て一緒と考えると、生命エネルギーも同じように考えることができます。
エネルギーのある人を考えてみましょう。
まずは位置エネルギーです。
エネルギーのある人はどんどん高みに昇って行けそうですよね。
会社で言えば、昇進しやすいとか。
病気であれば回復しやすいとか。
運動エネルギーで考えてみると・・・
エネルギーのある人は行動が速そうですよね。
パパッと物事を消化させたり、判断が速かったり。
仕事も終わらせて、他の人の仕事を手伝ったり。
あなたの周りで、あの人エネルギーがあるなぁって言う人は、どんな感じですか?
エネルギーが高いと、自分にとって良い方向に行きやすくなるというのが、なんとなくイメージつくと思います。
では、エネルギーを高めるためにはどうすればいいか!
それが知りたいですよね。
上の公式だと、『高さ』と『速さ』が関係していますよというお話をしましたので、『高さ』と『速さ』を意識するだけでエネルギーが高くなります。
『高さ』とは目で見えるモノでけではありません。『高さ』からイメージできるものを、あなたなりに考えてみてください。価格と考えてもいいですし、スケールで考えると『大きさ』と捉えてもいいですね。
今よりも少し高価なものを身に付ける
高価な場所に身を置く
プチ贅沢なランチを取る
ビルの最上階でご飯を食べる
見晴らしの良いところに行く
態度を少し大きくする
声を大きくする
ヒールを履く
胸を張る
志を高くする
『速さ』は、スピード的なものが一番イメージしやすいでしょうか。
歩くときはちょっとスピードを上げる
話す時は端的に話す
起きるときはパッと起きる
仕事を集中して速く済ませる
早いモノに乗る(新幹線とか)
テキパキを心がける
ちょっとした元気があれば、位置エネルギーも運動エネルギーも高められそうです。
ただ、そこまでのエネルギーが出ない人はどうすればいいでしょう。
たとえば、歩くことも出来ないとか、家事や仕事に時間が追われて、エネルギーを高める行動が思うように出来ないとか。そういった人は何をすればいいでしょうか。
エネルギーで有名な公式が他にもあります。
たぶん、世界一有名な公式です。
E=mc2
エネルギー=(重さ)×(速度の二乗)
僕の尊敬するアインシュタインさんの公式です。
cは光の速度のことですが、光は目に見えない小さな小さな粒子で出来ているので、ここでは粒子の速度、「粒子の運動」と考えてください。粒子の運動が強ければ強いほど、エネルギーが増します。
さて、こんな実験がありました。
人間の意識は物質の作用するのか・・・?
という実験です。
結果から言うと、人間の意識は素粒子(物質を構成しているすっごく小さい物質)に影響を及ぼすことが知られています。
つまり、アインシュタインのcの部分に作用するんですね。
ということは、動くことができなくても、高い位置に行くことができなくても、cを動かすことでエネルギーが出来てくるんです。
そして、cを動かすことができたエネルギーは、運動エネルギーに減間されて『行動』を起こすことができます。
cに影響を与えるのが意識といいました。
どんな意識も影響を与えます。
今のあなたの意識が、日常的な意識、過去から何も変化しない意識であれば、変化しない日常的なエネルギーのままなので行動は起きません。結果として変化も起きません。
もし、もっといい環境に住みたいとか、もっといい人生にしたいとか、そういった『今と違った状態に変化』したいと思ったら、今の意識では無理だということになります。
では意識はどのようにすればいいかというと・・・
まずは自分の理想を考えます。
変わっても大丈夫。
でも、考えないと浮かんできません。
最初に浮かんできたのは、たんなる他人の生活・人生の憧れ(他人のマネ)だったりするので、考えて進んでいるうちに「あれ?なんか違うなぁ」ということになる事が多々あります。
でも、大丈夫。誰もがそこからスタートですから。
そして、それでも理想を考える意識を持っていると、だんだんと方向修正されて自分の理想が明確になってきます。
理想を明確にすることを意識していると、そのうち『理想=意識』となります。
そこにcとなるパワーが生まれてきます。
これは反対の事にも作用します。
もし、あなたが理想とは反対方向のことを思い浮かべて臨場感を体験しているとします。
嫌だ、心配だ、身体が辛い、今の現状が大変だ・・・
その意識を持つほど、cが強められるので、嫌だ、心配だ、大変だというエネルギーが大きくなります。
そのエネルギーが大きくなると、あなたが動く方向(運動エネルギー)が嫌だ、心配だ、大変だという方向に向かってしまいます。
今の状況が同じでも、今の状況のこと『ばかり』考えて理想を考えないのか、今は今と捉えて理想を意識するのか、どちらを選ぶことも可能です。
あなたはどちらを選びたいですか?
ですので、次の質問が大切になります。
あなたはどんな人生にしたいですか?
あなたは何をしたいですか?
あなたはどうありたいですか?
もう歳だからと諦めていたり、身体が思うように動かないからと諦める方がいますが、
『諦める』を選択しているのも、自分自身なんです。
理想も最初は空想でいいんです。
空想は自由ですよね。
こうなったらどんな感じかなぁ、ああなったらどんな感じかなと、空想の中で自分が幸せな状況を思い浮かべればそれでOKなんです。
「ああなったらいいのになぁ」ではなく、「ああなったら、どんな感じだろう」がポイントですよ。
「ああなったらいいのになぁ」はその後に、「どうせ、ああならないよな」がついてきますから。そう、マイナスがついてきます。
「ああなったら、どんな感じだろう」はもうその感じを受け取ろうとしている状態なのでそこにはマイナスがありません。
その後に、「ああ、イメージで楽しんじゃった!」で終わりで大丈夫です。
たとえあなたが70歳でも80歳でも、考えてみると理想はあるものです。
孫に○○をプレゼントしよう
相撲を見に行こう
次の誕生日までにもっと健康になろう
般若心経を覚えよう
今まで自分がやっていなかった、しようともしなかったことで、でもやってみたいなぁ、行ってみたいなぁというモノを思い浮かべてみましょうね。
そうすると自然にプラスのエネルギーが出てきます。
プラスのエネルギーが出てくると、身体が生命エネルギーが強くなってきます。
知らず知らずに活気が出てきます。
健康にもなりやすくなります。
何より、人生が楽しくなってきます。
どうぞ、いつもいつまでもハッピーライフをお過ごしくださいね。