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健康的な食生活って何|マクロビ・菜食主義って身体に良いのだろうか

マクロビオティック(マクロビ)や菜食主義、断食やプチ断食などが脚光を浴びてブームになったことで、やってみる人たちが多くなっていますね。でも、マクロビや菜食主義を一生懸命にやっても不健康になったり病気になったりする人がたくさんいます。それはなぜでしょうか。そこには生き物としての本能がかかわってくると考えています。

《目次》

なぜ健康的だと思われる食生活で病気になるのか

人間のDNA的な食生活

身体と心の結びつき

健康的な食生活とは何か

なぜ健康的だと思われる食生活で病気になるのか

マクロビオティックや菜食主義、炭水化物ダイエットなどがマスコミで取り上げられるたびにブームになり、やる人たちが多くなります。

 

あなたもやったことがあるでしょうか?

 

もちろん、それらをやって健康になる方も少なからずいますので否定はしませんが、当院に来られる方の中には、それらをやったら体調を崩したとか元気がなくなったという方が結構います。

 

 

厳密にやっている方の中にも、体調不良を訴える方がいます。

それはなぜでしょうか。

 

 

たとえばですが・・・

 

銀行は給料がいいから、銀行に勤めると良いよって言われて銀行に勤めたとしますね。

 

給料が良ければ、身体に良いものも食べれるし、身体に良い生活もしやすいなと思って、その職を選んだとします。

 

でも、その人が事務向きではなく、身体を使った仕事向きだとしたらどうでしょうか?経理(数字)が不得意で、力労働がもっとも得意だとしたらどうでしょうか?

 

ジムをしていたら精神と体を壊して、健康からほど遠い生活になる可能性が高くなります。

 

つまり、「良い」という常識だと思っていることが、決して万人に当てはまるモノではなく、単なる傾向でしかないということになります。

 

 

 

食べ物でも同じです。

 

 

食べたいものを我慢して、無理やり食べたくない食生活をしていても、精神的に病んできます。

 

精神的というとふんわりした表現になりますが、厳密に言うと脳の扁桃体が過剰反応して体内が炎症を起こしやすくなります。

 

扁桃体の近くの海馬も影響を受けるので記憶力などにも悪影響が出ますし、ホルモンバランスも崩しやすくなります。

 

もちろん、自律神経系の働きも悪くなります。

 

結果的に、自分に義務として『良い』(と思われる)食生活をしても、病気になりやすくなるんです。

人間のDNA的な食生活

本来、人間は狩猟採集民族でした。日本人はそこから農耕民族として野菜などを食べるようになってきました。

 

ただ、農耕民族の期間に比べて狩猟採集民族の期間があまりにも長いのです。そのため、人間のDNAで考えると「肉を食べたい」という欲望も出やすいのです。

 

栄養管理士の中には「肉を食べる事も大切です」と言う人もいますが、それは一理あっています。

 

ただし、それも人それぞれです。肉を食べなくても健康的な人は世界の中にはたくさんいますから。

 

ただ、肉を食べると不健康になるという間違った『概念』を与えようとする団体もあるので、そこは注意してください。

 

 

身体は人それぞれ違います。

 

菜食主義をすることで病気になる人もいますし、健康になる人もいます。

身体と心の結びつき

その人が肉食を欲しているときに「肉は身体に悪い」という周りからの圧力で肉をものすごく我慢したとします。

 

それがストレスになっているとしたら、ホルモンバランスが崩れたり、脳の活動が低くなったりして病気になります。

 

ですので、肉は悪いとか、菜食主義は不健康になるとか、まわりの意見に惑わされないで生活をしてほしいと思います。

 

 

ちなみに私は肉を食べる事もあります。ただ、肉はすぐにお腹いっぱいになってしまうので、好んでたくさん食べる事は無いです。

 

若い時はそれなりに食べた記憶はあります。

 

炭水化物抜きの生活もしたことがありますが、体調が悪くなりました。

 

青汁が身体に良いと母からプレゼントされたので、自分の身体で試したら、体と心に負担になったので青汁は好んで飲みません。

健康的な食生活とは何か

以上を踏まえて、健康的な食生活とは何かを考えますね。

 

人の身体は外部からの情報に惑わされると、自分の身体に対して鈍感になってきます。

 

人間も生物なので、そもそも自分が必要な栄養素などは何となくわかるはずです。

 

ある程度の量を食べたら「お腹いっぱいだから、食べるのを止めよう」というのも、内面との対話で出てくるものです。

 

それと同じで、甘いものが食べたいなと思った時は、甘いものを食べるのがいいんです。もちろん、食べるスピードは大切ですが。

 

辛いものを食べたいと思った時は、辛いものを食べればいいんです。これも食べるスピードは大切ですよ。

 

 

 

東洋医学では、それぞれの味と臓器の関係があります。臓器が弱っているときは、味でその働きを補うというモノです。でも、食べ過ぎると臓器を傷めます。

 

 

ですので、食べたいものをゆっくり楽しんで、幸せな感じを得ながら食べる。

 

これだけに気を付けて、食生活の『質』を考えた方が、健康的な食生活が出来るようになります。

 

 

 

ですので、一番大切なのは・・・

 

 

私はお腹が減っているかな?

私は何を食べたいかな

 

 

お腹が空いていないのに、時間で食べる事はやめましょう。お腹が空いているから、食べ物が必要なんです。

 

自分が食べたいものを少しずつを食べましょう。その方が心の満足度も高くなります。

 

 

 

何ごとも、楽しんで幸せに『スロー・ハッピー』で生きてみてはいかがでしょうか(^^)