《目次》
環境は健康に影響する
グーグルの実験
感情システム
現代と感情システム
自然と感情システム
狩猟採集民と自然
自然を活用しよう
環境は健康に影響する
環境は健康に影響するって言われると
そりゃーそうだろう!って言われそうですが、
今回は健康になるための環境と言うテーマでお伝えしますね。
そりゃー、カビルンルンの部屋にいれば病気になるし、薄暗い部屋にいればホルモンバランスが崩れてうつ病になりやすいです。
でも、今回お伝えする部分にちょっと気を付けるだけで、自律神経のバランスが整いやすくなって病気から回復しやすい身体づくりができるんです。
グーグルの実験
グーグルではあるオフィスで実験をしました。
それは、『ドリンクサーバーとお菓子の場所で、どれだけお菓子が食べられるか?』という研究です。
ドリンクサーバーの隣にお菓子を置いておくケースと、ドリンクサーバーからちょっと離れたところにお菓子を置いておくケースに分けました。
結果は、ドリンクサーバーの近くに置いておく方が、お菓子の減りが早かったんですね。
お菓子の減りが早い状態を作っておくと、それだけ健康に悪影響を及ぼしやすい状況となります。
そう、今の環境をちょっと変えるだけで、健康になるか、不健康になるかを『無意識に』変えることができるんです。
感情システム
感情システムというものがあります。
以下の3種類がそれに当たります。
- 興奮
- 満足
- 脅威
興奮時、ドーパミンがでやすく、満足時はオキシトシンがでやすいです。そして脅威にさらされている(またはそう思っている)ときはアドレナリンやコルチゾールがでやすくなります。
アドレナリンやコルチゾールが長時間出ていると、体内での炎症が大きくなります。
しかし、人間はこの三つのシステムは生きるために必要なものなので、バランスよく働かせることが重要になります。
現代と感情システム
現代社会を考えますと、感情システムの内、興奮と脅威が強く反応してしまう生活になりやすいです。
ゲームやお酒を飲んだりすることで、『興奮状態』になりやすく、仕事の不安や人間関係の悩みなどで『脅威状態』になりやすいのです。
ただ、安らぐ・満足するという状況は少ないため、感情システムのバランスが崩れてしまいます。
自然と感情システム
さて、自然を見てみましょう。
自然の中には、さまざまな情報があり、無意識のうちにドーパミンが出やすくなります。
そして、ガサガサ音がしたり、誰かが運動していたりと、それに対する興味などで『脅威』も刺激されます。
そして、風を感じたり、小鳥のさえずりを聞いたりして『安らぎ・満足』感を得ることができます。
そう、感情システムのバランスがとれやすいんです。
実際、公園などを利用すると、うつ病の症状が緩和したり、高血圧症の方の血圧が安定したりするのです。
狩猟採集民と自然
私たちの身体、もっと言えば遺伝子は、今の都会での暮らしよりも狩猟採集の暮らしに適応している状態です。
人類が誕生してからの狩猟採集の時間と、今の豊かな暮らしは、圧倒的に99対1以上に狩猟採集の時間が長かったからです。
つまり、私たちの身体は都会の暮らしよりも自然の中での暮らしに適応しているのです。
そのため、都会の暮らしはそのままでもストレスになってしまいます。
自然を活用しよう
といっても、日常生活を自然の中で暮らすことはできません。
そこで、今回は4つのことを提案させていただきます。
出来るところからやってくださいね。
- 偽物自然を使う
- 観葉植物を飾る
- 公園を活用する
- キャンプなどのアウトドアをする
偽物自然というのは、youtubeなどで自然音や虫の音などを聞いたり、自然の映像を見たりすることです。たとえばパソコンの画面を自然にしてもいいですね。それだけで安らぐ効果が得られます。
おすすめは、鈴虫の音がいいですよ。
観葉植物は何でもいいのですが、中には葉の部分に毒があるものがあるので、ペットやお子さんがいるご家庭では購入時にお店の人に確認してください。オフィスに置くだけで作業効率や主観的な仕事ストレスが軽減することが分かっています。
公園の活用は一週間に1回30分以上活用してみましょう!それだけで自律神経によい影響が出てきます。
そして、もし年に数日の余暇を楽しめるのであれば、是非キャンプなどのアウトドアを楽しんでください。
今回はサラッとではありますが、実際に行動できるものとしての『自然』を挙げさせていただきました。
日常生活の過ごし方や環境はものすごく大切なものとなります。
是非、快適な環境を作って、より幸せな日常を手に入れて頂けたらと思います。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。