癌(ガン)は身体の中で徐々に増えていくもので、そのスピードはそれほど速くはありません。癌は生活習慣病と捉えることができます。もちろん、ウイルス性の物もあるのでそちらには注意が必要ですが。
今回は、癌についての復習と、癌を減らすための簡単な生活改善についてお伝えしていきます。
癌(ガン)って何だっけ?
癌(ガン)が苦手なもの
アンリ・ランペール教授と腸チフス
身体の細胞への影響
癌(ガン)が好きなもの・好きな環境
癌(ガン)が嫌いなもの・嫌いな環境
日常的に何をすればいいか(日常習慣)
癌(ガン)って何だっけ?
癌細胞は、「一般的には正常細胞が遺伝子が傷ついて変位したもの」という認識があります。癌細胞を見てみると形が崩れたり、輪郭が曖昧に見えたりします。でも、生存能力があるんですよね。
生存能力があるということは、こうも考えることができますよね。
正常細胞が、環境が変わったので自分自身の対応の仕方を変化させた結果、癌細胞になって生き残りを図ったもの、と。
こう考えると、非常に説明がつく部分があります。
例えば、癌細胞ができやすいのは低体温と言われますよね。なぜかというと循環が悪くなるから。もちろん免疫細胞の働きも鈍ります。
循環が悪くなると何が起きますか?
そう、酸素の供給が低下するんです。
細胞は酸素がないと生きられないので、酸素が少ない状態でも生きられるように変化する(厳密には先祖返り)します。それが癌細胞になります。
酸素が少ない状態でイメージしやすいのは、胎児の状態です。自分で多くの酸素を吸い込むことはできないので、少ない酸素で急激に大きくなりますよね。その細胞分裂の仕方はまさに癌細胞の分裂の仕方に似ていると言われています。
酸素が少ない状態では、細胞がその状態に戻って生き残りを考えます。
通常だと低酸素の状態は長くは続かないので、そこにリンパ球などの免疫細胞が駆けつけて癌細胞を食べてしまいます。
だから、健康な人の身体の中でも毎日3000~5000個の癌細胞ができるんですね。そして、毎日免疫細胞が食べて、『増えない状態』を保っているんです。
癌(ガン)が苦手なもの
そう考えると、癌が苦手な環境にしてあげればいいんです。
酸素を運ぶのは血液。血液の循環を良くするためには体温をあげればいい。
免疫細胞が活性化するのも体温が高い状態。
つまり、体を温めることが最優先事項となります。
ちなみに、温熱実験で言うと、39度で悪性細胞は衰え始め、42度で死滅していく(環境に適合できなくなる)と言われています。
アンリ・ランペール教授と腸チフス
第2次大戦中、ドイツのアンリ・ラペール教授は悩んでいました。腸チフスが広がっていてそれをどうにかしようと悩んでいました。そのうち、アンリ教授自身も腸チフスにかかってしまいました。
その時、フランスの医師パスツールさんが、「体を温めると病気が治る」という事件をしていました。
それをやろうということで、アンリ教授は熱い風呂に入るということを自分自身と腸チフスにかかった兵士で実験しました。1日に何度も熱いお風呂に入る。体力がないので、体調に気をつけながら、熱いお風呂に入る。
結果として、腸チフス、治っちゃったんです。
実は、この実験のきっかけは、当時の日本人の癌の発症率が他国よりも低く、その差が20倍もあったことに着目したことでした。
日本人の習慣と言えば、お風呂。お風呂にゆっくり入ることで、癌になりにくいのではないだろうか?と考えたんですね。
それを腸チフスに応用したことになります。
身体の細胞への影響
正常細胞は温度によって影響を受けるかどうかという点はとっても重要ですよね。
実は、正常細胞は42度を超えるとたんぱく質の凝固化が起こり始めるとされています。ただし、タンパク質の熱変性は60度以上と記憶しているので、この42度がどれほど的確化はわかりません。
42度のお風呂は熱いですが、入っていることができます。ただ、体温(内部温度)が42度のなると体力の消耗が激しくなり、体温温度としては危険な温度となります。
そう、42度を超えると、だんだんと正常細胞にも影響が起きてきますよ!と認識するのが妥当となります。
癌(ガン)が好きなもの・好きな環境
- 低体温(特に36度未満)
- 酸欠状態
- 高血糖(糖分):癌のエネルギー源
- ストレス
- ミネラル不足(細胞が正常に働かなくなる)
- 酵素不足
このような環境になると、癌細胞が活発に増え始めます!
癌(ガン)が嫌いなもの・嫌いな環境
- 高体温
- 酸素充分(ミトコンドリアが頑張れます)
- 正常血糖
- 規則正しい生活
- 適度な楽しむストレス
- 笑顔
- 適度な運動
循環が良くなり、体温が高く、イキイキしている状態を癌は嫌がります。
日常的に何をすればいいか(日常習慣)
今回紹介したいのは、お風呂です。
日本は「お風呂に入る(湯船に浸かる)」という習慣がありますね。でも、年々シャワーで済ませる人が多くなっているんです。
お風呂の効果としては、
- 体温を上げる
- 血液・リンパの循環を促す
- リラックス効果
- アイデアの整理
- 免疫力アップ
など、たくさんの良いものがあります。
癌で困っている方は、低体温だったり、循環が良くなかったり、免疫が低下していたりします。そのすべてにおいて、お風呂って良いんですね!
ただ注意してほしいのは、心臓の悪い方はお風呂の入り方に気を付けてくださいね。急にアツアツのお風呂に入ったり、深いお風呂に入ると心臓に負担がかかります。
また、お風呂からあがったら後、冷えが入りやすい状態なので、冷えないようにだけ気を付けてくださいね。
お風呂ってゆったり気分になって良いですよね。
上手に使って(浸かって)、健康になりましょう。
今日も読んでいただきありがとうございます☆☆☆