病気のメカニズムと腰痛や頭痛のメカニズムには共通部分があります
《目次》
病気のメカニズム
腰痛や肩こり・頭痛のメカニズム
循環ってすごい
やること
病気のメカニズム
病気のメカニズムをシンプルにお伝えすると、細胞が生きていけない状況になってしまっているということです。
細胞が生きていけない状況なので、細胞が病的になり、その細胞が集まっている組織が病的になり、組織が集まっている器官が病的になって、病気に気づくという流れです。
そこで、どうして細胞が生きていけなくなってしまったんだろうか…?と考えてみるわけです。
細胞が生きていくために必要なモノ、それは酸素と栄養素です。
それを届けるもの、それは血液循環です。
血液循環は心臓がポンプとして働き多くのホルモンがかかわったり、延髄の網様体と言うところが循環中枢として働くことでコントロールされます。そういった部分では自律神経が大きくかかわっています。
でも、シンプルに考えると血液循環が悪くなって病気が起きるんです。
腰痛や肩こり・頭痛のメカニズム
腰痛や肩こりや頭痛はどうして起きるのでしょうか?
打撲や急激な力がその部分に働いて急激に痛くなった場合は、直接的に痛みのある部分に原因があります。打撲の場合は筋肉や軟部組織の損傷です。
でも、慢性的な腰痛や肩こりや頭痛の場合、その部分に原因があるということは少ないと感じます。
イメージしてみて下さいね。
目を使いすぎて肩がこる…
これは、目を使うことで目周辺の筋肉がずっと緊張しっぱなしになります。目の位置を固定するために首や肩が緊張しっぱなしになります。肩や首を固定するために背中や腰やお腹の筋肉も緊張しっぱなしになります。
本当は身体のいたるところで循環が悪くなっているんです。
でも、『症状』として一番認識しやすい部分が肩こりだったというだけです。
肩に行く血管は、心臓から直接肩まで届いているわけではありません。多くの所を経由して届きます。腰も頭もそう。
つまり、どこかで循環が悪くなった時、ただ症状として認識しやすいところだけを「あ~、痛い」と感じるだけで、本当は全身がその要因になっているんです。
循環ってすごい
健康な成人の平均で、心臓が1分間に約70回ドクンドクンしています。
1回の送り出す量はだいたい70~80mlなので、1分間に約5リットルも血液を送り出しているんですね。
そして、1日11万回以上もドクンドクンしている。これが何年も続けているわけです。
心臓も循環もものすごいなぁと思います。
これもすべて、細胞が正常に働くためなんですね。
たとえば、右足に大きなケガをしたとします。そこから血がどくどく流れ出たとしたら、それだけで全身の循環に影響が出てしまうんです。
出血だとイメージしやすいですが、循環不良でも同じことなんです。
足に循環不良が起きたとして、足に症状が出れば分かりやすいですが、足よりも流れが元々悪かったところがあったとしたら、そっちに症状がでます。
そして、足一つだけが循環が悪くなっているということは稀なので、全身のあちこちで循環が悪くなっているのが現実です。
そのため、肩こりがひどい人も腰痛がある人も、いっけん健康そうだけど疲れがたまっている人も、みんなふくらはぎやら肩やら、押してみると痛いわけなんです。
それは、循環が悪くなっている証拠なんです。
やること|整体の意義
やることはいたってシンプルです。
全身の循環を促すことです。
肩こりがひどいからと言って、肩を一生懸命に揉んだとしても、全身の循環が良くなるわけではありません。
筋肉が硬いからと言って筋肉を一生懸命に揉みほぐしたとしても、全身の循環が良くなるわけではありません。
全身を整えて、きちんと血液が流れる道を作ってあげること。塞がっているところを開通してあげること。動きが悪くなっているところを動くようにしてあげること。それが大切です。
ですので、近くの整体でもリフレクソロジー(慰安)でも良いので、全身を『調整』してくれるところに行ってくださいね。ボキバキなど骨を鳴らす行為は必要ありませんよ!
出来れば、マッサージ師や柔道整復師と言った国家資格を持っている場所の方が良いかもしれません。リフレクソロジー(慰安)系は知識のないアルバイトの方がやっていることがありますから。
まずは循環を良くすることを心がけてみて下さい。
病気が治るのも、腰痛や肩こりや頭痛の改善も、循環を良くすることが基本にあると思っていただけたら嬉しいです。