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過去の辛い記憶を書きかえる方法

《目次》

過去の記憶と感情

今の記憶と感情

何をすればいいか

過去の記憶と感情

人は自分が経験したものすべてを心の奥底に記憶しているとされています。ただ、自分が強く思ったことや繰り返して思い出しているものが表面に浮かんできているだけのようです。

 

そう考えると、記憶とは自分自身で強めてきた思い込みと考えることもできます。

 

また、あなたが過去にどれほど嫌な出来事に遭遇したとしても、その出来事に付け加える感情も自分が強めていることも事実となります。

 

つまり、ある出来事に対して、「嫌だ」「辛い」と思えば思うほど、その感情が強くなります。

今と過去の記憶と感情

今の出来事と過去の出来事には何のつながりも無い場合がほとんどです。それなのに同じような出来事があると、過去の嫌な出来事を思い出して、また同じように嫌な感情を持つかのように感じます。

 

たとえば、学生の時に10人ぐらいのグループに居た時にいじめに遭ったとします。社会人になっても10人ぐらいのグループに遭遇すると、またいじめられるという思いを強くしてしまいます。

 

でも、過去と今は何のつながりもないということを大いに自覚してください。あなたは今を生きているのです。

何をすればいいか

こんな例があります。

 

東京で働くことを夢見て上京し、就職しました。

3年ほど働いていたら、田舎に転勤となりました。

田舎が本当に嫌なので、いやいや田舎に行きました。

 

 

さて、ここまでなら嫌な気分のまま。転勤命令が下った過去は嫌なものになります。

 

 

田舎暮らしをして5年目、素敵なパートナーに出会い、6年目に結婚して幸せな家庭を築きました。

 

8年目に田舎に一軒だえある宝くじ売り場で買ったくじが当選して、悠々自適な生活が出来るようになりました。

 

 

ここまで来たら、田舎に転勤してきたときに抱いていた『嫌な気持ち』はどうなるでしょうか?

 

「あー、田舎に転勤して来てよかった」になっていませんか?

 

 

 

そう、『今』が幸せであれば、過去はどうでもよくなります。

 

 

 

たとえ、過去にひどいいじめを受けたとしても、今の自分を信頼して楽しんで生きているのであれば、過去は過去のことと受け入れることが出来るようになります。

 

芸能人で活躍している人の中には、いじめを受けてきた人もいますし、世界的なアーティストであるレディー・ガガさんもさまざまな劣等感を抱いていたことは有名ですよね。

 

 

大切なのは『今』をどう生きるか。

 

 

『今』を楽しい・充実・幸せで埋めていくと、過去の辛い記憶や感情は「あれはあれで良い経験だったんだ」と受け入れることが出来るようになります。

 

今は無理に受け入れる必要はありません。

ただ『今』を生きていきましょう。