アメリカの動画で、パーキンソン病の方が症状が回復したというインタビューを見ていました。
正確に言うと症状が回復したというよりも、他の神経系が活発に働くようになり、動きにくかった筋肉が動きやすくなったと解釈する方が良いかもしれませんが、これはものすごい光になりますよね。
そのインタビューの中で食生活についての部分がありました。
今日は、その食生活の部分をシェアしていきます。
そこでは、
徹底的にグルテンフリーにした!
と、当人は言っていました。
まず、話を始める前に勘違いしてほしくない部分があります。
グルテンフリーにすればすべてが治るというわけではありません。
グルテンを取っていても健康的な人はいます。
たとえば『タバコ』をイメージしてほしいのですが、タバコを吸っていても80歳以上まで健康に生きる方もいます。
ただ、タバコは身体に悪いという事実はあります。
健康を考えた時は、タバコを吸うよりはタバコを吸わない方が絶対に良いよね、という次元のお話しだと思ってください。
でも、このグルテンを取らないことは、想像以上に身体に良い影響があるみたいです。
もし、あなたがパーキンソン病で困っていましたら、毎日の食生活をより健康なものにするという考えの元、グルテンフリーを心がけてはいかがでしょうか?
まずは2週間~1ヶ月ほどグルテンフリーを行い、身体の変化を実感してください。
- 身体が軽くなった
- 胃腸の動きが良い
- 便秘や下痢が減った
- 手足の動きが楽な感じがする
- 抑うつなどの症状が減った
- コミュニケーションが楽しくなった
- 頭痛やめまいが減った
などの良い改善が身体に起きたのなら、
是非、是非グルテンフリーを続けてほしいと思います。
「何も変化がなかった」という方は、グルテン不耐症(過敏症)ではないので、また食生活を戻すか、グルテンを少ない食生活にするなど、臨機応変に楽しく食事をしていただけたらと思います。
【目次】
グルテンフリーはどうして話題になった?
グルテンとは?
グルテンはどう悪い?
グルテンが入っている食べ物は?
グルテン過敏かを知る方法は?
まとめ
グルテンフリーはどうして話題になった?
グルテンが広く認知されるようになったのは、テニスプレイヤーのジョコビッチ選手の影響が大きいかもしれません。
ジョコビッチ選手はテニス界の2017年において世界ナンバーワン・絶対王者と言われるくらい素晴らしいプロテニスプレイヤーです。
2018年に史上初の『ゴールデン・マスターズ』を達成したことでも有名です。
錦織圭選手とも何度も対戦し、錦織選手がなかなか越えられない壁として存在していました。
名のある4大大会では合計12回も優勝したりとパフォーマンスに優れた名選手です。
ジョコビッチ選手がプロテニスプレイヤーとして初期から4大大会で優勝していたかというと、そうではありませんでした。
ロジャー・フェデラー選手やラファエル・ナダル選手の2名が壁となり、優勝には届きませんでした。
2010年、4大大会の一つ全豪オープンの準々決勝で、腹痛が原因で敗北した時、ジョコビッチ選手は食事改善を行う事を決めました。
それがグルテンフリー食事でした。
食事を改善することにより、ジョコビッチ選手のパフォーマンスが向上し、4大大会でも優勝するようになりました。
この経験を食事について書いた本が全米で話題となり、日本には行ってきました。
これがグルテンフリーが注目されるきっかけです。
グルテンとは?
グルテンは小麦、大麦やライ麦に含まれるたんぱく質の一つです。
小麦粉に水を加えてこねると、グリアジンとグルテニンという2つのたんぱく質が結びつきグルテンになります。
うどんやパンのもちもち感や弾力感、それを出しているのがグルテンです。
グルテンはどう悪い?
たとえば、乳糖不耐症というモノがあります。
これは、日本人に多くいますが、牛乳がお腹に合わない方です。
牛乳を飲むとお腹を下したり緩くなったりする方です。
これは、「牛乳を改良してのもう!」というのはナンセンスな話で、牛乳を飲まない方がいいです。カルシウムを考えるのなら小魚を良く噛んで食べて適度に日光浴と運動をした方が良いですよね。
このように、小麦粉などに含まれるグルテンが身体に合わない体質の方も結構いるようです。
先ほど紹介したジョコビッチ選手もグルテンが身体に合わない体質でした。これをグルテン不耐症(過敏症)と言います。
そうした人がグルテンを取ると、胃の下にある小腸の粘膜に問題が生じて炎症を起こしてしまいます。
小腸は栄養素を吸収する部分なので、そこで炎症が起きると必要な栄養をが吸収できなくなります。
また、不要な毒素が体内に取り込まれたりして、慢性的な不調の原因となります。
パーキンソン病も腸の働きが悪くなります。
これは、パーキンソン病になったから腸の働きが悪くなったのではなく、腸の働きがパーキンソン病の原因の一つになっていると解釈した方がよいと考えています。
グルテンを取っても腸に負担がかかります。
その結果、便秘や下痢などの消化器系の症状意外にも、めまいや頭痛、精神的な症状、疲労感、抑うつ症状など、さまざまな症状が見られるようになります。
グルテンが入っている食べ物は?
シンプルに考えると、小麦粉が使われている食べ物になります。
たとえば・・・
- パン類、ピザ、パスタ
- うどん、ラーメン
- スナック菓子、ケーキ
- ハンバーグ(つなぎ)や天ぷらの衣
- シチューやカレーのルー
- ビール、発泡酒などのお酒
- 調味料など
その他にも、小麦粉が使われている植物油やカプセルの接着剤に使われているサプリメントなども対象になります。
そうしますと、排除することはかなり大変ですよね。
海外では『グルテンフリー』と書かれた食べ物もたくさんありますが、日本ではまだメジャーではありません。
ただし、健康志向の高いショップでは
『グルテンフリー食品』を購入することが出来ます。
インターネットで『グルテンフリー食品』と検索すると、グルテンフリーの食べ物を購入できるサイトが見つかりますので、参考にしてくださいね。
グルテン過敏かを知る方法は?
グルテンに過敏かどうかを知る方法としては、アレルギーかどうかを調べたいのであれば血液検査という手段があります。
ただ、このグルテン過敏症とアレルギーはちょっと違うメカニズムなので、最も確実な方法を紹介します。
それは、3週間から1ヶ月ほど『グルテンフリー』の生活を続けてください。
『グルテンフリー』生活をしていて、体調が良くなったり、胃腸の働きが良くなったり、何らかの症状が楽になった場合、あなたにとってグルテンは合っていないという証拠になります。
主に、小麦・大麦・ライ麦を食べない生活を続けるだけです。
物を買うときに原材料を見ると、多くのモノに小麦が入っているので、最初は大変かもしれませんが、食べていいものが分かってくると続けるんが楽になります。
身体は食べ物で出来ています。
そして、内臓や神経系の病気の原因の多くに食べ物が関係しています。
何かを食べてすぐに病気になるというよりも、長年食べたものに身体が抵抗できなくなって病気として症状を出す(身体からのメッセージ)というモノです。
もし、あなたがパーキンソンや他の難病、原因の分からない不調や不定愁訴(頭痛、肩こり、吐き気などを含む)でお困りでしたら、グルテンフリーを試してはいかがでしょうか?
もちろん、グルテンの影響を受けない体質の方もいますので、3週間から1ヶ月続けても身体に変化がなければ、また食生活を戻してもいいと思います。
まとめ
今回は『グルテン』について書かせていただきました。
グルテンは小麦や大麦、ライ麦に含まれるたんぱく質の一つです。
このグルテンは小腸に負担をかけます。
たとえば、セリアック病は、グルテンを敵とみなして、グルテンが小腸にくるとグルテンと一緒に小腸表面を攻撃します。
その結果、小腸が損傷して栄養が吸収できなくなります。
その影響は腹痛以外にも、便秘や下痢、倦怠感、貧血、皮膚の痒みなど全身症状として診られることがあります。
セリアック病でなくても、小腸に負担がかかっているケースもあります。
小腸への負担が長期間続くと、身体は疲弊してしまい、神経系の症状も出るようになります。
もちろん、100人中100人に対してグルテンが悪さをするというモノではありませんが、もしあなたが何かの症状で困っているのでしたら、まずは食生活を変えるということも視野に入れてほしいです。
グルテンが入っている食べ物は、小麦粉を使っている食べ物となります。
自分の身体にとってグルテンはどのように影響しているのかを知りたいと思ったら、まずは3週間から1ヶ月ほど『グルテンフリー』の生活をしてください。
それで体調が良くなるのであれば、やはり小麦粉は極力減らした方が良いと思います。
特に、病気などで苦しんでいる状況であればなおさらです。
この記事が、あなたの健康にお役に立てることを言乗っております。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます☆☆☆