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石川はりきゅう整骨院


パーキンソン病(症候群)、病院の治療と違うアプローチ法(施術)について

近年、パーキンソン病の人口が増えています。

パーキンソン数_s.jpg
パーキンソン病と似た症状のパーキンソン症候群も同じです。
 
ここでは、パーキンソン病やパーキンソン症候群の基礎知識から、病院での検査・治療と、当院(仙台にある国家資格(マッサージ師・鍼師・きゅう師・柔道整復師)を持つ整体施術所)でのアプローチの考え方、そして施術法について解説していきます。
 
今、パーキンソン病で苦しんでいる方、そして診断され不安感にある方のお役にたてるとうれしいです。
 
《目次》
===============================
パーキンソン病
パーキンソン病とは
  パーキンソン病の病変部位
  パーキンソン病の症状
  パーキンソン病の進行度(ヤール重症度分類)
パーキンソン症候群
  パーキンソン症候群とは
  パーキンソン症候群の症状
  パーキンソン症候群の原因
病院におけるパーキンソン病
  パーキンソン病の検査
    問診
    神経学的検査
    画像検査
  パーキンソン病の治療法
    薬での治療
    リハビリテーション
    手術治療
当院におけるパーキンソン病へのアプローチ
  病気に対する考え方
    身体のバランス軸の歪み
    骨盤・背骨・頭蓋骨の歪み
    足関節の歪み
    各臓器・内臓の歪み
    脳の脈管機能系障害
  病気に対する施術について
  自宅でやってほしいこと
    リハビリテーション
    感情のスイッチを入れる
まとめ
===============================
 
パーキンソン病の報告は歴史的にはかなり古くからされていますが、病院による処方では、今でも明確なものが確立されていない病気です。
 
パーキンソン病の原因は脳にあるとされていますが、万人がパーキンソン病になるわけではありません。
 
では、パーキンソン病になる人とならない人の違いはどこにあるのでしょうか?
 
当院は病院とは別のアプローチ法として、『健康』をキーワードに施術を行っています。
 
ここでは、パーキンソン病、そしてパーキンソン病に似た症状がみられるパーキンソン症候群の現状を知り、病院でのアプローチ法と当院のアプローチ法をお伝えします。
 
 
 

パーキンソン病

パーキンソン病とは

 
1817年、イギリスの医師であり学者でもあったジェームズ・パーキンソン博士が、『振えと麻痺についての報告』(An essay on the shaking palsy)で発表したのが始まりです。
 
パーキンソン博士の名前をとって、パーキンソン病という名前になりました。
 
発表は1817年とかなり古いのですが、今でも難病指定にされているなど、研究途中です。
 
 
発症は中高年に多く、50代が一番多いです。最近では若年性パーキンソン病など、若い人にもパーキンソン病の診断がされるケースがあります。中学生や高校生でも、そして20代でもパーキンソン病になる可能性があります
 
少し古い映画になりますが、とても有名な過去・未来を行き来しながら人間関係を面白おかしく解決する『バック・トゥー・ザ・フゥーチャー』の主演を演じたマイケル・J・フォックスは30歳ごろに若年性パーキンソン病を発症しました。
 
 
日本ではパーキンソン病の方は1000人に1人とされていて、今では約10万人以上います。
 
高齢の方が多くなるにつれて、今後も多くなっていくとされています。
 
 
 

パーキンソン病の病変部位

 
パーキンソン病の症状に関わっている場所は、脳幹の中脳というところにある『黒質(こくしつ)』という場所と、大脳の大脳基底核(だいのうきていかく)にある『線条体(せんじょうたい)』という場所が病気になっていることが確認されています。
 
 
黒質は神経細胞が集まって黒く見えることから「黒質」と言われるようになった部分で、神経伝達物質の一つとなるドパミン(ドーパミン)を分泌するところです。
 
ドパミンは筋肉の運動に関係する物質です。

ドパミンの作用として他には、ホルモンの調節意欲(学習や物事に対する)を出す、感動をさせたり快楽を引き起こしたりします。

そのため、ドパミンの量が減るパーキンソン病の方は、感情の起伏が無くなったり、意欲が低下したり、鬱傾向になったりと言った症状も見られることがあります。
 
そして目立った共通しているのは、筋肉の動きが緩慢になる、震え(振戦)が生じるなどです。
ドパミンが出にくくなって、筋肉を思うように動かせなくなります。
 
線条体も神経が集まっているところで、筋肉の収縮に関係すると言われています。
 
線条体は黒質から分泌されたドーパミンを受けて、働きを開始します。線条体が働くことで、筋肉が正常に収縮したり、変な動きをしないように制御したりしています。
 
また、線条体は感情・情動とも密接に関係しています。感情と運動に関係しているため、線条体に病変が起きると、運動だけでなく感情面・情動面でも異常が起きやすくなります。
 
 
ただし、なぜ黒質や線条体が病気になるかわかっていません。
 
当院の考え方は、『当院におけるパーキンソン病へのアプローチ:病気に対する考え方』(↓)で書かせていただきました。
 
参考にしてください。
 
 
 

パーキンソン病の症状

 
パーキンソン病の初期症状として有名なのが次の4つ(パーキンソン病の4大症状)です。
 
  • ふるえ(静止時振戦:せいしじしんせん)
  • 固縮
  • 無動
  • 姿勢障害
 

ふるえ(静止時振戦)

 
静止時、つまりじっとしているときに手や足にふるえが出てしまうものです。
 
静止時振戦の場合、何かをしようとすると、ふるえが消えることがあります。
 
 

固縮

 
筋肉がこわばり、体をスムーズに動かすことができないものです。たとえば鉛板や粘土を曲げるような感じで、動きが緩慢になってしまいます。
 
急激な動きにも対応できずに、転ぶことがあります。
 
 

無動

 
動きが遅くなる現象です。
歩くのが遅くなったり、瞬きの回数が減るというものこれに当たります。
 
振戦が急激に細かくなると、見た目が止まっているように見えるという状態です。
 
動きが遅くなるのと同様に、動きの大きさも小さくなってしまいます。
 
パーキンソン病の方は文字を書こうとすると、だんだん小さな文字になっていく場合があります。また身体全体の動き方も小さくなってしまいます。
 
 

姿勢障害

 
姿勢障害というのは、姿勢を変えることが難しくなるというものです。
 
例えば、歩いて前進していると急に止まれなかったり、止まることも大変でトットットとスピードが上がっていき、何かにつかまって止まるなどです。
 
前傾姿勢になってアンバランスな歩行などもそうですが、バランスを崩した際に、バランスを取りなおすということが難しい状態です。
 
 
また、パーキンソン病には自律神経系の症状も多く見られます。
 
自律神経は交感神経と副交感神経の2つからなりますが、このうち交感神経が優位に働くことで起きる症状です。
 
交感神経はイメージ的には「緊張している状態」になります。副交感神経は「リラックスしている状態」です。
 
緊張している状態なので、胃腸の働きが弱くなります。特に便秘傾向になります。
 
また、毛細血管の流れが悪くなるため、立ちくらみが起きやすくなったり、を異常にかいたりします。

パーキンソン病の症状01.jpg
 
 
その他に、仮面様顔貌(かめんようがんぼう)といって、表情が乏しくなったり、気分が滅入ったりなどの情動症状も観られる場合があります。
 
 
 

パーキンソン病の進行度(ヤール重症度分類)

 
パーキンソン病の重症度・進行度で用いられるのが「ヤール重症度分類(ホーン・ヤールの重症度分類)」というものがあります。
 
これはパーキンソン病がどのくらい進んでいるかを示すもので、生活機能障害度とは異なります
 
 
パーキンソン病の進行度は、一般的には震えが片側から始まり、進行するにつれて両側に広がっていきます。
 
 
ヤール重症度分類は5段階に分かれています。

Ⅰ度:症状が片方の手足のみにあります
Ⅱ度:症状が両方の手足に出現
Ⅲ度:姿勢障害が出てきます
Ⅳ度:日常生活に部分的な介助が必要な状態
Ⅴ度:車いすでの生活、または寝たきりの状態
ヤール重症度Ⅲ度以上、そして生活機能障害度2度以上だと、特定疾患医療補助制度が受けられますので、ケアマネや役所にお話を聞いてくださいね。
 
 
※生活機能障害度と言うのは、どのくらい自立して生活ができるかの目安となります。1度は日常生活・通院が一人でも大丈夫。2度は部分的に介助が必要。3度は歩行や起立が不能となり、日常生活に全面的な介助が必要な場合となります。
 
 
 

パーキンソン症候群

 
パーキンソン病に似た名前に、パーキンソン症候群というものがあります。
 
パーキンソン症候群とはどのようなものでしょうか。
 
 

パーキンソン症候群とは

 
パーキンソン病では脳の黒質と線条体という部分が病気になって運動機能が低下するものでしたが、パーキンソン症候群というのは、それ以外の部分が病気になったり、外傷や薬の副作用によって、黒質や線条体に負担をかけて、パーキンソン病と同じような症状がみられるものです。
 
 
 

パーキンソン症候群の症状

 
パーキンソン症候群の症状は、パーキンソン病とほとんど同じです。
 
以下をパーキンソン病の4大症状と言いますが、パーキンソン症候群でも4大症状と呼ばれます。
 
  • 安静時振戦(安静時の震え)
  • 筋固縮(筋肉が硬く、動くときも機敏さがない)
  • 無動(動かない、硬直している)
  • 姿勢反射障害(姿勢を保ったり、急な姿勢変化が取れない)
 
 
これらの内、2つ以上が認められるものをパーキンソン症候群と言います。
 
 
パーキンソン病と同様に、上の他に、自律神経失調症や精神症状なども見られることがあります。
 
 
 

パーキンソン症候群の原因

 
  • 脳血管障害性パーキンソン症候群
  • 薬物性パーキンソン症候群
  • 中毒性パーキンソン症候群
  • 脳炎によるパーキンソン症候群
  • 外傷性パーキンソン症候群
  • 腫瘍性パーキンソン症候群
  • 心因性パーキンソン症候群
 
など、様々なものがあります。
 

脳血管障害性パーキンソン症候群
 

一般的な言葉に置き換えますと、
 
脳血管障害性パーキンソン症候群=脳梗塞後のパーキンソン症状
 
特に大脳基底核と言って大脳でもとても重要な部分で起きるラクナ梗塞によって発症することが多いです。
 
 

薬物性パーキンソン症候群=薬の副作用によるパーキンソン症状

 
薬の大半は副作用がありますが、向精神薬やうつ病の薬、血圧降下剤、抗がん剤、認知治療薬、抗てんかん薬の中には、パーキンソン症候群を引き起こす可能性があるものあります。

もし、薬を飲み始めてから症状が出てきたと思ったら、医師に相談をしてください。
 
 

中毒性パーキンソン症候群

 
一酸化炭素中毒や殺虫剤を作る過程で出来る二硫化炭素中毒などが知られます。
 
その他にも、麻薬中毒などの症状として出現するケースもあります。
 
パーキンソン病の治療薬が効くケースもありますが、効かないケースもあり、中毒性パーキンソン症候群はその原因を見つけることが優先とされます。
 
 
 

脳炎によるパーキンソン症候群=日本脳炎やエコノモ脳炎や神経梅毒の後遺症

 
『レナードの朝』という映画を見たことがありますか?
小説で言うと『アルジャーノンに花束を』の内容がそっくりです。
 
日本でユースケ・サンタマリアという俳優さんがドラマでもやりましたね。
 
その主人公がエコノモ脳炎でした。
 
映画や小説、ドラマでは治療薬がビシッと適合して凄い変化が起きていましたね。
 
 
 

外傷性パーキンソン症候群=頭部強打


ラグビーやフットボール、ボクシングなど、頭部に強いショックを与えてしまうスポーツがあります。
ぶつかったりショックを受けやすいスポーツをコンタクトスポーツと言います。
 
コンタクトスポーツの後遺症であったり、ボクシングの試合での打ち合いだったり、それが頭部に重篤な損傷を招き、後遺症としてパーキンソン症候群がみられる場合があります。
 
 

腫瘍性パーキンソン症候群

 
腫瘍のできるか所によってですが、パーキンソン症候群の症状がみられるようになります。
 
特に前頭葉という脳の前の部分、そこでは人間の感情をコントロールしたり、意欲や意思決定をするところですが、そこに広く腫瘍があると症状を出しやすいとも言われています。
 
 
 

心因性パーキンソン症候群

 
精神活動により震えなどのパーキンソン症候群がみられるものですが、突発性のストレスによって精神的に負担が強いられると症状を呈したりします。
 
あくまでわかりやすいイメージですが、緊張が度を超すと手が震えるといった具合です。
 
この場合は薬による治療と言うよりもメンタルのサポートが必要かもしれません。
 
 
 

病院におけるパーキンソン病

パーキンソン病の検査

 
病院での診察・検査の流れは以下のようになります。
 
  • 問診
  • 神経学的診察
  • 画像検査
 
 

問診

問診01s.jpg
パーキンソン病やパーキンソン症候群には上で示した特徴のある症状があります。
 
問診ではいつから始まりましたか?とか、どのくらい進行しているか、そして今の体はどのような状態かを言葉を介して聞いていきます。
 
ほとんどの方は自分がパーキンソン病だとわからずに病院に行って、問診にて医師が「あれ?これはもしや」となった段階で、次の神経学的な診察を行い、画像検査へと進みます。
 
 

神経学的検査

ふるえ・しびれ01s.jpg
神経学的診察では、問診でパーキンソン病と疑われた後に、関節の動きや身体のバラスをチェックしていく段階です。
 
身体の関節は、筋肉が動かしています。
関節の動き方がぎこちなかったり変な時は、筋肉の動き方に異常があると判断できます。
 
そして、筋肉は脳からの神経信号で動いています。
脳が「この筋肉を動かす」と指令を出して筋肉が動きます。
 
脳が正常な信号を出すと、筋肉が正常に動いてくれますが、脳からの信号が変な状態だと、筋肉も変に動いてしまいます
 
このような考えから、神経学的検査では関節の動きをみたり、身体のバランスがきちんととれるかなと診たりします。
 
 

画像検査

画像検査01ss.jpg
問診や神経学的診察でパーキンソン病が疑われるようになると、画像検査に移ります。
 
画像検査としてはCTスキャンMRISPECTなどがあります。
 
実際に脳の形状をみたり、働きをみたり、ドパミンの受容体をみたり、画像から脳やドパミンがどのような状態かを判断します。
 
 

パーキンソン病の治療法

 
画像検査などで実際にパーキンソン病、またはパーキンソン症候群と診断されると、次は治療となります。
 
パーキンソン病の治療としては、大きく分けると以下になります。
 
  • 薬物療法
  • リハビリテーション
  • 手術治療
 
 
基本的には薬物療法と、進行がある程度進んでいる方だと運動機能の低下を防ぐ目的でリハビリテーションを併用していきます。
 
そして、薬の効果がみられない、また一定の条件を満たした肩の場合、手術治療を行う事もあります。
 
 

薬での治療(薬物療法)

薬01s.jpg
ここでは薬の概要をお伝えします。
 
  • L-ドパ
  • ドパミン受容体刺激薬
  • 抗コリン薬
  • ドパミン放出促進薬
 
これらについて解説をしていきます。
 
 
L-ドパ
 
パーキンソン病は脳内のドパミン(ドーパミン)が減少することで症状が出現します。
 
足りないものがあったら補おう、というのが薬の一つの考え方なので、ドパミンを摂取してもらえばいいのでは?と思いますが、ドパミンを摂取しても脳に到達しません。
 
門番01s.jpg
脳に行く血管には関門(関所)があります。
脳にとって不要と判断されるものは、この関門を通ることはできません。
 
 
実は、ドパミンもこの関門を通ることが出来ないんですね。

門番がいて、ドパミンが体から脳に入ろうとしたときに「ドパミンは直接入れることはできません!」って入れさせてくれない状態です。
 
ですので、ドパミンを飲んだり注射しても、脳内のドパミン量が増えるわけではないのです。
 
「じゃ、ドパミンに変化する物質はどうだろう?」と考えられたのがL-ドパです。
 
L-ドパは関門を通ることが出来て、脳に入った後にドパミンに変身します。
 
ドパミンに変身するので、脳内のドパミンを補うことが出来ます。
 
 
脳のドパミン量が少なくなって症状が出ている方にとっては症状の緩和がみられます。
ドパミン量が原因でないときは症状の変化が乏しいです。
 
 
ドパミン受容体刺激薬
 
脳のドパミン量が足りていても、ドパミンに反応する部分(ドパミン受容体)が働いていなければ、運動器の動きがスムーズにできません。
 
たとえば、AさんからBさんにボール(ドパミン)を投げたとします。
Aさんが一生懸命に投げても、Bさんがボールをとれなければドパミンは作用しません。

キャッチボール01s.jpg
ドパミン受容体刺激薬は、Bさんをパワーアップさせてどんな球が来ても受け取れるようにする薬です。
 
少ないドパミンに対して、感受性を高めるものです。
 
 
抗コリン薬
 
ドパミンと同じような神経伝達物質にアセチルコリンと言うのものがあります。
 
アセチルコリンは筋肉の動きを興奮させたり、記憶力を高めたり、消化器の働きを促したりする物質です。
 
 
ドパミンとアセチルコリンはバランスをとりながら神経活動を支えています
 
 
ドパミンが増えるとアセチルコリンは減り、アセチルコリンが増えるとドパミンが減るというバランスです。
 
 
パーキンソン病の場合、ドパミンが減ることでアセチルコリンの働きが強くなるので、バランスを取るために、アセチルコリンの作用を抑える必要があります。
 
そのため、アセチルコリンが出ても、アセチルコリンを受ける受容体の働きを、「アセチルコリンを感受しないでね」と抑えるために、この抗コリン薬が処方されます。
 
 
主な副作用は以下となります。
 
精神神経系の症状:めまいや頭痛
消化器症状:便秘、吐き気
 
 
ドパミン放出促進薬
元気になる01s.jpg
パーキンソン病ではドパミンの分泌が減っている状態です。
ドパミン放出促進薬は神経細胞からドパミンの分泌を薬理効果で強制的に促すものです。
 
主な副作用としては以下になります。
 
精神神経系症状:幻覚や眠気、不安症や不随意運動など
消化器症状:便秘、下痢、食欲不振
悪性症候群:発熱、頻脈(脈が速くなる)
 
これらが見られた時は、医師または薬剤師に相談してくださいね。
 

注意点です。
 
パーキンソン病の薬は、副作用として幻覚などが知られています。みんなに副作用が出るわけではありませんが、もし幻覚(見えないはずのものが見えるなど)があれば、医師や薬剤師にすぐに相談してくださいね。
 
 
そして注意として、パーキンソン病やパーキンソン症候群などのように神経に対しての薬の作用は、効果を実感するまでに時間がかかることがあります。
 
また、副作用が現れるケースもあります。
 
しかし、薬は自己判断で急にやめてしまうと、ひどい副作用や予期せぬ反応がでる場合があります。
 
ですので、「やめたい」と思ったとしても、自己判断で断薬することはやめましょう。断薬したい時は医師に相談してください。
 
 
 

リハビリテーション

リハビリ01s.jpg
パーキンソン病に対するリハビリテーションは、運動機能の維持、また運動機能の低下を遅らせる意味で行います
 
私個人の意見ですが、このリハビリテーションはものすごく大切だと考えます。
 
何が大切かと言いますと、病院に限らずに家で毎日1~2時間ほど使ってリハビリを行う事をおすすめいたします。
 
 
というのも、患者さんの中には寝たきりの状態から家族の方がリハビリを毎日数時間行った結果、ゆっくりですが介助されながら歩けるようになった方がいるからです。
 
関節も筋肉も動かすことに意味があると確信しています。
 
 
ここではリハビリでのポイントをお伝えします。
 
  • 決して無理をしない
  • 強い痛みのある時は休憩
  • 声を出して行う(歩行は1・2・3と声を出して)
  • 顔・首・背中・腰・手・足全体を動かす
  • 細目に、10~20分の運動を数回に分けて行う
  • 外に出れるときは出てみましょう
 
 
まずは、できる範囲で、淡々と毎日行うようにしてください。
 
当院でも、運動法の指導はさせていただきます。
 
 
 

手術治療

頭にアクション01s.jpg
薬物療法やリハビリテーションの他に手術治療があります。
手術治療では、脳の深部に電極を入れて刺激をする療法となります(脳深部刺激療法:DBS)。
 
根本的な原因を解決する手術ではないので全てのパーキンソン病の方に適応するわけではありません。
 
しかし、薬の副作用が強く出るために薬物療法ができない方や、震えがひどくて日常生活ができない方、歩行時に足が出にくく歩けない方に有効な場合もあります。
 
医師と相談しつつ、この脳深部刺激療法を選ぶ方もいます。
 
 
 

当院におけるパーキンソン病へのアプローチ

病気に対する考え方

 
細胞が病気になる根本的な要因として、循環不良があります
 
臓器で循環が悪くなると、臓器の働きが悪くなります。
筋肉の循環が悪くなると、筋肉の働きが悪くなります。極端な話、循環が滞れば細胞は壊死します。
 
これはあらゆる細胞・組織に共通して言えることです。

血管01s.jpg
 
循環は身体全体の循環もあれば、臓器や組織の循環もありますし、頚椎や骨盤内部の循環もあります。
 
 
また、身体は全身が繋がっています。
骨・血管・筋肉・リンパ管・結合組織などを介して全身が繋がっているので、ある場所のバランスの崩れが別の場所に影響することも多々あります。
 
 
パーキンソン病の場合は、脳の黒質や線条体、パーキンソン症候群の場合も脳の一部分または複数の部分が症状の原因とされていますが、もっと根本的なところにはこの循環不良があると考えています。
 
 
分かりやすい部分では、パーキンソン症候群の中に外傷性パーキンソン症候群というものがありますが、これは外傷により脳に異常をきたしたものです。
 
外傷によって、脳の循環が悪くなり、そこがパーキンソン症候群を発症するきっかけになったと考えられますね。
 
 
ということは、この循環不良を改善していくことがとても大切なことになると考えます。
 
 
循環を妨げるものとして以下のものが挙げられます。
 
  • 身体のバランス軸の歪み(立位・座位・仰臥位)
  • 骨盤・背骨・頭蓋骨の歪み
  • 足関節の歪み
  • 各臓器の歪み
  • 各臓器の働きのOFF
 
 

身体のバランス軸の歪み(立位・座位・仰臥位)

地球儀01s.jpg
人は地球に生まれた時から地球の影響を受けています。
たとえば立っている姿勢(立位:直立)をイメージしてみます。
 
地球の中心から地表に向かって真っすぐに向かった線上に、立っている姿勢のバランス軸があれば、地球と同じ軸で生きることになり、自然に則った姿勢となります。
 
しかし、地球からの軸とバランス軸がズレていると、脳は地球(自然:宇宙)からの情報を受けることが難しくなります
 
 
身体は自然に則った生き方がベースになっているため、バランス軸が崩れると、身体のいろんなところに不調が出てきます
 
 
試しに、立って立位の状態となり、身体を斜めにしてみて下さい。
 
極端に斜めにしているのでわかると思いますが、身体のさまざまなところが緊張するようになります。
 
顕著に出るのは噛み合わせや腰部の筋肉です。
この状態が維持されると、循環が悪くなります
 
自然と立っているようでも、脳が「普通だ」と思っている身体のバランス軸がずれていたらどうでしょう?
 
無意識に身体は緊張し、身体の内部の循環が悪くなっている状態です。
 
 
このバランス軸は非常に重要です。
 
患者さんのバランス軸と整えるだけでも、症状の変化が凄いことが多々ありますから。
 
 
脳が「正常だ」と思っている歪んだバランス軸をきちちんと「正常な」状態に整えることはとても大切なことです。
 
 
 

骨盤・背骨・頭蓋骨の歪み

姿勢02s.jpg
バランス軸とは別に、骨盤・背骨・頭蓋骨の歪みもとても大切です。
 
 
骨盤は体の土台と言われますが、身体を動かす時の起点となるのが骨盤になります。

「骨盤矯正が大切だ」と言われるのも、ここにあります。

※骨盤矯正だけが大切ではなく、骨盤矯正も大切です!
 
筋肉を考えますと、上は骨盤から肋骨・肩甲骨・上腕骨・背骨(腰椎・胸椎・頚椎)・頭蓋骨(後頭骨)、下は大腿骨、脛骨、腓骨など、広い範囲に筋肉でつながっています。
 
ということは、骨盤が歪むことで、身体全体に影響が出てきます。
 
 
背骨は、脳からの神経が背骨の中(脊柱管)を通って内臓や各筋肉などに分布するので、背骨が歪むとそれらの働きが低下します。
 
また、歪んだ背骨を支えようと、身体全体が緊張して硬くなります。
 
 
これは頭蓋骨が歪んだ状態でも起こります。
 
 
分かりやすい例は、横になってリラックスすると一般的には体の緊張は緩むとイメージされますが、実は歪みがある状態では身体の緊張は緩みません。
 
横になってもうつ伏せになっても、身体は歪みを支える意識が働くため、歪みがあると緊張したままになってしまいます。
 
いくら筋肉をマッサージしても、歪みがあれば筋肉はマッサージを終えた瞬間から硬くなります。
 
 
そのため、骨盤・背骨・頭蓋骨などが歪んでいると筋肉の緊張(こり)もそうですが、さまざまな循環不良が起き、症状が出てきます。
yugami05.png
 
当院ではマッサージをするのではなく、全身を整えますが、整える前と後で筋肉の凝りが劇的に変化するのを皆さんが体験されます。
 
 
歪んでいない身体はとても大切なんですね。
 
人によっては、歪みがアレルギーの原因となったりします。
 
骨盤矯正が大切ですと言っている治療院がたくさんあるのもそのためですが、私の考えでは、骨盤矯正も大切ですが、背骨の矯正や頭蓋骨の矯正も同じくらい大切です。
 
骨盤だけが問題ではありませんから。
 
 

足関節の歪み

 
足首が歪むと、その上に乗っている全身も影響を受けます
 
そして足首が歪むと全身の安定感が無くなるので、運動のパフォーマンスも落ちます。

足関節01s.jpg
たとえば、極端な話ですが、マイケルジャクソンのダンスの中に身体を斜めにするものがあります。
 
あの状態で歩こうとしても難しいですよね。
 
自分の頭では「真直ぐだ」と思っていても、それ実は脳の勘違いで、足首が斜めになっているとしたら、歩こうと思っても歩けないのではないでしょうか?
 
本人は「おかしいなぁ」となりますが、身体の構造からそうなっているんですね。
 
 
何をするにしても、足首の状態もとても大切です。
 
 

各臓器・内臓の歪み

内臓01s.jpg
各臓器の働きに負担がかかっていると、臓器の循環が悪くなります。
 
そうすると、身体からの訴えと言う形で、症状を出すことがあります。
 
このときに出す症状がパーキンソン病の症状を助長させているケースは結構あります。
 
内臓をケアしてあげると、症状が楽になったり、また震えとかに変化が出なくても、さっきまで触れて痛かったり硬かった筋肉が瞬時に柔らかくなったりします。
 
 
各臓器や内臓の位置や働きに歪みが生じていれば、そこで循環不良が起きやすくなります。
 
 

脳の脈管機能系障害

悩み01s.jpg
今までは体のどこかの部分が原因で循環が悪くなる要因について述べてきましたが、この脳脈管機能系障害というのは、脳の中の一部分の循環が悪くなっている状態です。
 
脳の循環が悪くなっていると、身体はそれを外に知らせようとして様々な症状を出すようになります。
 
パーキンソン病で言えば、黒質や線条体などの循環が悪くなったのを訴えるために震えや姿勢障害などが出てくるというわけです。
 
 
頭に触ると症状に変化が出るタイプは、この脳脈管系機能障害が原因の一つになっていると考えられます。
 
 
 

パーキンソン病に対する施術について

 
ここでは、当院の施術法についてお伝えいたします。
 
当院は病院と違って薬を処方することもMRIやCTなどの画像検査を行う事もできません。
 
ですので、病院とは異なるアプローチ法をとっています。

治療風景01s.jpg
 
 
病院での治療は上で言いましたような薬・リハビリテーション・手術療法となります。
 
 
当院では身体の土台を整えることを行います。
 
 
土台が整っている状態と整っていない状態では、どちらの方が身体が楽になりやすいと思いますか?
 
土台が崩れていたのが最初の発端でさまざまな症状が出てきて、それが大きくなってパーキンソン病などの症状となったとしたら、やはり土台はものすごく大切ですよね。

土台の歪み.jpg
 
その土台が『当院の考え』で言いましたように、バランス軸骨盤・背骨・頭蓋骨足首のバランス各臓器のあり方になります。
 
 
その部分にアプローチする施術を行っています。

 
 
バランスを整えたりズレを矯正したりしますが、決してボキバキすることはありません。
ソフトな刺激で整て行きます。
整体反射を利用するので、強烈な刺激がいりません!
 
これは一度体験されると実感されると思います。
 
 
心地良く、そして安心して施術を受けて頂き、結果として身体が整っていく。
 
そのような施術を心がけています。
 
 
もし、あなたやあなたの愛する人が、パーキンソン病やパーキンソン症候群でお困りでしたら、お気軽に当院に連絡をしてくださいね


自宅でやってほしいこと

 
リハビリテーションと感情の動きの2つのことです。
 

リハビリテーション

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自宅で行うリハビリテーションは、その人の症状で出来るものを継続して行ってほしいと思います。
※特別なリハビリ以外に、上の写真のようなバナナを向く作業など、日常生活自体がリハビリになります!
 
たとえば、歩ける方でしたら、雨の日でも少しでも歩いてみる。
 
パーキンソン病の方だと、無心で歩くよりも「1・2、1・2、・・・」と声に出して歩いた方が動きがスムーズな場合が多いので、声に出して歩くようにしてください。
 
リラックスできる音楽や、楽しい漫才などを聞きながら歩くのも良いです。

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そして、転倒に気を付けてではありますが、歩幅をちょっと広げるか、脚を高くあげたりすることを、時折入れてみて下さい。
 
そうやって、変化をつけながら身体を動かしてみましょう。
 
 
 寝たきりの方や、なかなか歩くことが大変な方は、お顔から動く筋肉すべてを動かすようにしましょう。
 
頭・顔・首・肩・右腕・左腕・背中・お腹・腰・右足・左足・・・
 
と言った部分を一つずつ動かしてください。

特に顔の表情で、『笑顔』を作ることをたくさんしてください!

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また、介助してくださる方がいるときは、足首を大きく回したりするのも良いです。
 
足首・手首は思った以上に大切な関節でして、脳の血液循環を促進しますから!
 
 
もちろん、できる範囲で構いません。無理する必要はありませんが、動かせば動かすほどリハビリになると思って行っていただけたら嬉しいです。
 
※痛みが出るときは無理しないでください
 
 

感情のスイッチを入れる

 
最初の方でも書きましたが、ドパミン量が減少すると、感情の起伏があまりなくなります。
 
意欲も軽減してしまい、心の動きがあまりでなくなります。
 
しかしこれは、逆から考えますと、そこも刺激のポイントになるということになります。

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人の免疫を考えると、幸福感や幸せな感情、そして何かに夢中になっている時は、鬱(うつ)やネガティブのことを考えている時よりも高いのです。
 
それは、幸せや楽しいと言った良い感情を持つとき、脳内の活動が活発になるからです。特に前頭葉が活発に働きます。
 
これは脳を介して身体全体に良い影響を及ぼすことが明らかになってきています。
 
 
自律神経から考えても、幸福感を持っているときは副交感神経が優位になり、ネガティブな思考の時は交感神経が優位になります。
 
そのため、幸福感を持っている方が毛細血管が太くなり、血液の循環が良くなります。
 
 
このことから、率先して「楽しい」とか「幸せだ」と思うことが、脳にとって良い影響を及ぼすとされるのです。
 
 
そこで一番簡単な感情のリハビリとして、「幸せだ」と口に出して言ってみる!
 
たとえ幸せだと思っていなくてもかまいません。

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なぜかというと、「幸せだ」と口に出していったことで、脳はそれを見つけようとします。「なぜ幸せなのだろう」「その理由は何だろう」と自動で考え出します。
 
そうすると、ちょっとしたことかもしれませんが、答えが出てきます。
 
あの人に会えた
自分で準備しなくてもご飯が食べられた
面白いテレビだなぁ
 
脳が「気づく」ようになります。
 
その気づいた理由を今度は口に出して言いましょう。
 

「幸せだなぁ」と言ってみる→思い浮かんだ理由を言葉に行ってみる
 
これを繰り返すことで、感情が動くようになります。
 
これは心のリハビリですが、間接的に身体のリハビリにもなります!
 
身体も心も健康な方向に向かっていただきたいと思います。
 
どんな効果を期待することなく、ただ楽しく淡々と行ってみましょう。
 
 
 

まとめ

 
この記事は、パーキンソン病(パーキンソン症候群を含める)という病気についての不安を少しでも取り除いてほしいと思い書いています。
 
 
一番の不安は、「わからない」という状態です。
 
どのような病気なのか、病院ではどのような治療法があるのか、病院以外にできることはどのようなものがあるのか、そのよな事を知っていただきたいです。

そして、悲観せずにできることをやっていただきたいです。
 
 
パーキンソン病も他の病気もそうですが、病気を治したり、または症状を楽にしたり、もしくは維持したりするのは、本人の気持ちと行動が欠かせません。
 
 
特に難病指定されているパーキンソン病は、病院任せにして自分では何もしなかったりしていても、良い方向には行きにくい病気です。
 
 
ただ、自分だけで何かを行おうとしても、長続きさせることは並大抵ではありません。
 
 
ですので、当院などを利用して身体を整えて、自分で楽しくリハビリしていくように、当院を健康のバロメーターとして、そしてリズムのペースメーカーとして使ってください。
 
 
「病は気から」という言葉がありますが、心は健康でいてくださいね。
 
当院が全力でサポートいたします。

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