太ももの後ろが突っ張って痛い方の症例報告
石川はりきゅう整骨院です。
先日、もも(大腿部)の後ろが突っ張って、階段の昇り降りがとっても辛いという患者さんが来ました。
3年くらいそのような状態だったみたいで、病院では原因がわからない、病気じゃないみたいだから大丈夫だよ・・・と言われ、他の整体や整骨院に行っても改善が見られなかったということで、インターネット検索で当院に来院されました。
症状があるところを見ると、
確かに何か入っているのでは?
と思うくらいの筋肉が緊張で硬くなっていました。
特に、前かがみになった時には、モコッとちょっと触れるだけでも異物(?)があるような感じです。
長時間、椅子に座っている状態でもそこが痛くなってくるとのことでした。
来院された方ならわかりますが、当院は症状の出ている部分だけを見るということはしません。
症状の出ているところだけを治療するということもしません。
症状の出ているところが原因となっていない場合は、そこに触れないときもあります。
この方の場合も同様です。
俗にいうハムストリングスという太ももの後ろの筋肉は、リラクゼーションのお店とかマッサージ店、そして鍼灸院などでは、そこにアプローチするのでしょうが、検査の結果、原因はそこにはありませんでした。
骨盤の歪みや首の歪みがありますが、それはサブ的な歪みであって、一番の歪みは坐骨という形で出ました。
坐骨の歪みを重点的に取りながら、その他の骨盤の歪み、背骨から頚椎の歪み、そして足などに出てきていた小さい部分の歪みを整える治療を行いました。
刺激はもちろんソフトにです。
治療を必要としている部分にだけアプローチ♪
その結果、1回目で筋肉の緊張が楽になっていました。
態勢を変えても、あったツッパリ感が治まっていることに感動していただきました。
そして、数回の治療で、今は気にすることなく生活できるようになりました。
今までの苦しみはなんだったのだろう?と。
身体は治りたがっています。
ただ、治る環境を整えてあげないといけないということです。
たとえば、腕に傷ができたとします。
傷口を開いた状態にしていたら、傷口は治りにくいですよね。
でも、傷口を良い状態にしてあげると、あとは身体が治してくれます。
この身体が本来治ろうという力を発揮させやすくすることが大切なんです。
薬が身体を治すわけではありません。
薬は症状をわからなくするだけ。
もし薬を飲んで治ったというのであれば、薬で症状がわからないうちに、身体が治そうとする力で治っただけのことです。
ただ、身体の環境が悪ければ、治ろうとする力が発揮できません。
治療とは、身体の環境を整えてあげることだと思っています。
そうして、患者さんと一緒に回復に向かって歩むこと。
どこに行っても変化がなかったモモの緊張が、楽になって本当に良かったです。
これで階段の昇り降りも苦痛なくでき、仕事にも集中でき、よかったよかった(^^)
今日はモモ(ハムストリングス)の緊張についての症例となりました。
あなたがいつもいつまでも、元気でいますように☆☆☆